2018年12月29日土曜日

2018-12-29 「フェルメール展」が開催中です。

オランダ絵画黄金時代の巨匠、ヨハネス・フェルメール(1632-75)。寡作でも知られ現存作品はわずか35点とも言われていますが、そのうち延べ9点が東京・上野の森美術館にやってくる「フェルメール展」が開催中です。

年末年始も休まず開館しており、1月9日(水)からは日本初来日になる「取り持ち女」(1656年 ドレスデン国立古典絵画館所蔵)の公開も始まります。

お正月は、初詣と「フェルメール展」というのもいいですね。

既に鑑賞なさった方は、気持ちも新たにもう一度。まだ観ていない方は、お正月休みの間にぜひ上野の森美術館へお運びください!

「フェルメール展」を楽しんでいただくためのメールマガジン「もっと、フェルメール!」も、産経iDの会員様限定で配信中です。今回ご登録いただいた方には、1月12日からメールマガを配信します。プレゼント企画も実施中です。メルマガの登録は、こちらから

「フェルメール展」

「フェルメール展」は日時指定入場制です。

待ち時間緩和を目的に、本展覧会は「日時指定入場制」です。また作品をより深く知っていただくため、音声ガイドを来場者全員に無料でご提供します。
●会期 2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)

●開館時間 9:30~20:30
※1月1日(火・祝)~2月3日(日)は9:00~20:30
(入場は閉館の30分前まで)
※開館・閉館時間が異なる日があります。

●会場 上野の森美術館 〒110-0007東京都台東区上野公園1-2

●主催 産経新聞社/フジテレビジョン ほか

●観覧料(日時指定券)※税込
 前売券 一般:2500円/大学・高校生:1800円/中学・小学生:1000円
 当日券 一般:2700円/大学・高校生:2000円/中学・小学生:1200円


●チケットの購入方法(詳細は展覧会オフィシャルサイトからもご確認ください。)
インターネット:
【フジテレビダイレクト】http://fujitvdirect.jp/vermeer/
【チケットぴあ】
http://w.pia.jp/t/vermeer/
※当日券は00:00より販売。

電話:
【オペレーター対応】 インフォメーションダイヤル:0570-008-035
(09:00~20:00)
※当日券は9:00より販売
【自動音声対応】 チケットぴあ:0570-02-9999 Pコード:561-549
※前売券のみの販売

店舗:
【セブン-イレブン】http://www.sej.co.jp/shop
※当日券は00:00より販売(もしくは店舗営業開始時間より販売)
【チケットぴあ】http://pia.jp/shoplist
※当日券は各店舗営業開始時間より販売)

会場チケット窓口:朝09:00より当日券販売(前売券も販売)

〇前売・当日券の販売状況は、展覧会オフィシャルサイト、twitterでご確認ください。
〇各時間枠の当日券は、予定枚数に達し次第終了となります。

インフォメーションダイヤル(お問い合わせ・チケット予約)0570ー008ー035
オペレーター対応:09:00~20:00
※0570で始まる電話番号は、一部の携帯電話・PHS・IP電話からはご利用になれません。

展覧会オフィシャルサイト www.vermeer.jp/













2018年12月28日金曜日

2018-12-28 弘前観光コンベンション協会

*イベントピックアップ*

2019年1月1日(火祝)冬のお山参詣:岩木山神社
 http://www.iwakisan.com/blog/2018/12/963/

*津軽一代様(黒石観光協会HP)*
 あなたの守り本尊、津軽地方一代様の一覧です。
 お正月にお参りしてはいかがでしょうか。
 https://kuroishi.or.jp/sightseeing/tugaruitidai

*お知らせ*
 弘前観光コンベンション協会関連施設の年末年始時間変更と休みについて
 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/new_details.html?id=CNT00112170911544944











2018年12月27日木曜日

2018年12月27日 007号 編集長ピックアップ

2018年12月27日 007号 編集長ピックアップ
編集長:島田耕

産経ニュースで何度も配信し、ご存知の読者も多いと思うが、Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字から「GAFA(ガーファ)」と呼ばれる、この米国のIT4社が苦境に立たされている。

 個人情報の流出や不透明なデータ利用方法、なかでも圧倒的に優位な立場を背景に不当な取引を強要しているなどと批判が噴出しているためだ。お膝元の米国でも「法律による規制が必要」と風当たりが強まっており、日本も規制の導入を検討しているという。→巨大ITの規制に向け「基本原則」、来夏にも規制措置策定へ 政府

 これら問題視されている事案は言語道断だが、一方でGAFAのニュースに触れるたび「なぜ日本では革新的な企業が生まれないのか」という思いにも駆られてしまう。それこそGoogleで検索すれば、日本で起業家が育たない理由が列挙されるが、突き詰めると最後は教育論に行き着くのではないか。GAFAの創業者に共通するのは、先を読む力と誰もがやれない、やらないことを実行したことだ。日本では彼らのような人材が育つ土壌そのものができていないのかもしれない。

 もちろん、日本にも将来有望なベンチャー企業は存在する。ただ、少なくともこの四半世紀、GAFAのように生活を一変させ、その影響力を恐れる中国から締め出されてしまうような企業は日本で生まれていない。時価総額ランキングの上位企業をみても25年前からあまり変わっておらず、ベンチャー企業が米国のように育っていないことを如実に物語っている。


→GAFA締め出す紅いIT企業「BAT」 中国当局の“先兵”市場とデータ独占し巨大化

 今年もあと数日。元号が 変わり、新時代の扉が開く来年は、良い意味でGAFAを脅かすような新たなビジネスの芽が日本発で見られることを期待したい。











2018年12月26日水曜日

2018-12-26 aomori「市からのお知らせ」第422号◆2019年八甲田丸カウントダウン◆

1月5日(土)10:15からRAB青森放送で、15分特集番組「Let’s! 食育CHALLENGE!」を放送します。子どもの健康的な食習慣づくりを推進するための「子どもの食と健康応援プロジェクト」に園児・児童たちが一生懸命取り組む姿をご紹介します。ぜひご覧ください!

☆★イベント情報★☆

◆2019年八甲田丸カウントダウン◆
 ニューイヤー花火大会のほか、八甲田丸除夜の号鐘、年越しそば振る舞い(先着100食)、餅まき、抽選会を開催します。平成最後の年越しをベイエリアでにぎやかに迎えましょう!
〔日時〕12月31日(月)23:00~2019年1月1日(火)1:00
〔場所〕青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
〔問合せ〕青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(電話 017-735-8150)

◆モヤヒルズ新春イベント◆
 モヤヒルズは青森市内から車で30分、初心者から上級者まで楽しめるスキー場です。新春イベントとして先着200名様に温かいおしるこを振舞いますので、初滑りにぜひお越しください♪
〔日時〕1月2日(水)13:00~
〔場所〕コスモスクワッドリフト乗り場前
〔備考〕ゲレンデの積雪が少ない場合は中止となります。
〔問合せ〕モヤヒルズ(電話 017-764-1110)









2018-12-26 電気自動車と燃料電池自動車、どちらに優位性があるのか???

2018-12月に池上彰さんの番組で、鹿児島の離島、上甑島(かみこしきじま)では日産自動車が提供した40台の電気自動車を走らせ実証実験的な検証を行っているといことを取り上げ、これを番組内では未来の島という表現をしていました。。
理由その1、電気自動車の蓄電池機能を使って100ボルト系のデバイスに直接電源が使える優位性をアピール。
理由その2、災害時の電源確保(電気自動車1台で一般家庭の2日分の電力の確保)
とテロップで表示されていました。。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

疑問1、2日しか持たない電源で、災害の手助けになるとは思えないと言うこと。
疑問2、災害時には地域の電源の復旧時期が不透明なこと。
この2つの疑問がある以上、電気自動車の優位性を声高に言うのは時期早々だと思っています。

まして、電気自動車のトラックがあるということを聞いたことな無い。。。
しかしながら多少なりとも手助けになると思いますが、使ってしまったらおしまいで、車はただの鉄屑だということです。

私は電気自動車よりも、燃料電池自動車の方が優位性があると思っています。
その理由は、燃料の詰替時間、充電だと最低30分以上、燃料電池だと直接注入でも何分かの程度で済む、技術が進めば電池の交換やカセットボンベで即時満タンとなることでしょう。。。しかしながら現状では航続距離では燃料電池が圧倒的に優位にあるにも関わらず、電気自動車の優位性ばかりが目立ちます。。

電気自動車と燃料電池自動車、どちらに優位性があるのでしょうか!!!!!





2018年12月20日木曜日

【産経抄】2018-12-20

【産経抄】2018-12-20

 世界で初めて航空母艦(空母)を新造したのは、日本だった。「鳳翔(ほうしょう)」と名付けられ、大正11(1922)年に完成している。第二次大戦中も日本は、米国に次ぐ「空母大国」だった。

 ▼もっとも戦後、海上自衛隊は空母を保有してこなかった。「平和を愛する諸国民の公正と信義」。確かに世界の情勢が日本国憲法の前文通りなら、日本に必要ない。残念ながらそうはならなかった。

 ▼軍備拡張が止まらない中国の脅威に対して、同盟関係にある米軍に頼ってばかりもいられない。政府が閣議決定した「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」には、そんな危機感がにじみ出ている。海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」型を改修して、事実上の空母化を急ぐのは当然である。

 ▼ただ、戦闘機の常時搭載を見送るのは納得がいかない。「専守防衛」の日本は「攻撃型空母を保有できない」のが、従来の政府見解だった。改修後の「いずも」はまさにこれに当たる、との批判には、堂々と立ち向かえばいい。中国は尖閣諸島奪取と太平洋進出を見据えて、空母建造を急いでいる。野望を抑止できるのは、最新鋭ステルス戦闘機を運用できる空母だけだと。

 ▼中国は予想通り猛反発してきた。「日本は専守防衛の政策を堅守し、軍事・安保分野で慎重に行動しなければならない」。「どの面(つら)下げて」。おっと同じ言葉を最近使っている。中国は、カナダで逮捕されたファーウェイ副会長の解放を求めて、「人権侵害」を持ち出した。国内の弾圧政治を忘れたかのような言い分に、あきれたばかりである。

 ▼中国の主張と軌を一にするように、朝日新聞は社説で訴える。「軍事への傾斜 一線越えた」。何度でも言う。どこの国の新聞か。













2018年12月19日水曜日

2018-12-19 aomori「市からのお知らせ」第421号◆“2019”健康づくり元旦ジョギング◆

「第18回ふるさと自慢わがまちCM 大賞」で、青森市が演技賞を受賞! 今年誕生した青森市の観光キャラクター「セイラ」が華麗なダンスを披露しました。審査発表会の模様は、1月3日(木) 16:00からABA(青森朝日放送)で放送しますので、ぜひご覧ください。

◆クリスマス献血キャンペーン◆
 期間中献血にご協力いただいたかたに、「お菓子の詰め合わせ」をプレゼント♪ このほか飲み物、アイスクリームなども常時ご用意しています。Merry Christmas! あなたもサンタさんになってみませんか?
〔実施期間〕12月21日(金)~25日(火)
〔時間〕全血献血 9:30~12:30/14:00~17:00
    成分献血 9:30~11:50/14:00~16:20
〔場所〕日本赤十字社青森県支部4階青森献血ルーム(長島1-3-1)
〔問合せ〕青森県赤十字血液センター(電話 017-741-1512)


☆★イベント情報★☆

◆“2019”健康づくり元旦ジョギング◆
 平成最後のお正月に浪岡で“走り始め”をしませんか? 1.5kmコースまたは4kmコースでジョギングを楽しめますので、ご家族・ご友人お誘いあわせ の上、ぜひご参加ください。
〔日時〕1月1日(火)10:00スタート(受付9:00~)
〔場所〕浪岡八幡宮集合(当日直接お越しください。)
〔問合せ〕浪岡体育館(電話 0172-62-6116)



○ 青森市ホームページ
 http://www.city.aomori.aomori.jp/

○ 携帯サイト「青森市mini」
 http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm











【産経抄】2018-12-19

【産経抄】2018-12-19

「●(からだ)の上に大きな消しゴムが乗っかっている」。向田邦子さんのエッセー『消しゴム』は、奇抜な書き出しで一気に読者の心をつかむ。消しゴムの正体は、後半になって明かされる。

 ▼ガスストーブからもれていたガスだった。向田さんは、渾身(こんしん)の力を振りしぼって窓を開け空気を入れて、九死に一生を得た。名人芸と呼ぶしかない締めくくりの文章を、ぜひ作品で確かめていただきたい。

 ▼札幌市豊平区の不動産店の従業員は、「大きな消しゴム」に気がつかないまま湯沸かし器の火をつけたらしい。約120本のスプレーのガス抜きを行った後、手を洗おうとしたという。16日の爆発事故は、その直後に発生した。

 ▼北海道警は、部屋に充満したスプレーのガスに引火した可能性があるとみている。不動産店が入居する木造2階建ての建物は、全焼した。隣の居酒屋では火が回って階段が使えなくなり、2階にいた客は床が落ちてようやく脱出できた。42人が負傷、死者が出なかったことだけが幸いである。

 ▼昭和56年に飛行機事故で亡くなった向田さんのエッセーからは、昭和の匂いが立ち上る。七輪の網の上で焼け焦げるみりん干し、鹿児島で暮らしたころ、毎日食卓にのぼった薩摩揚げ…。それぞれの家には、特有の匂いがあった。不動産店の従業員がガス抜きしていたのは、それを消すためのスプレーだった。物件の入居時に使われるのだろう。

 ▼スプレーには、かつて不燃性のフロンガスが使われていた。地球のオゾン層保護のために、液化石油ガスなどの可燃性ガスに切り替わったのは、約30年前からだ。平成がまもなく終わり、昭和がますます遠くなる。生活は格段に快適になったとはいえ、ガス事故の恐怖からは、いまだ逃れられない。

●=躯の旧字体













2018年12月18日火曜日

【産経抄】2018-12-18

【産経抄】2018-12-18


 三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の孫にあたる沢田美喜さんが、神奈川県大磯町にエリザベス・サンダース・ホームを開いたのは、昭和23年2月である。進駐軍の兵士と日本人女性との間に生まれた孤児を救うためだ。

 ▼財閥解体で物納した岩崎家の別荘を買い戻して敷地とした。ホームの名前は、最初に寄付をしてくれた英国人女性からとった。当時は、混血孤児に対する偏見が強かった。沢田さんが町を歩いていると、しばしば罵声を浴びせられた。

 ▼「町の繁栄の邪魔をするホームをダイナマイトで吹き飛ばしてしまえ」。それでも約10年後には、周囲の変化を記せるようになった。「町の人々の目も、このごろはやさしいいたわりに光るのを見るようになった」。

 ▼ブランドショップやおしゃれな飲食店が並ぶ東京都港区南青山に、児童相談所を含む複合児童施設を建設する計画がある。先週末に開かれた説明会は、反対する近隣住民の怒号が飛び交い大荒れとなった。「なんで青山の一等地で、そんな施設を造らなきゃならないんですか!」「港区の価値が下がるんじゃないか」。区の説明不足に原因があるにしても、とても共感できない。

 ▼「むしろ住民の怒号の方が、ブランドイメージを下げたのでは」。ワイドショーで土地の鑑定士が述べたコメントは、まさにその通り。もちろん、建設に理解を示す住民もいる。南青山に限った問題ではない。児相の開所計画に住民が反発するケースは、全国で相次いでいる。

 ▼エリザベス・サンダース・ホームでは今年5月、70周年記念式典が行われ、卒園者が昭和55年に亡くなった沢田さんを偲(しの)んでいた。敷地内の沢田美喜記念館は一般公開されている。ホームは今や大磯のブランド力の一つである。













2018年12月17日月曜日

【産経抄】2018-12-17

【産経抄】2018-12-17

 明治日本の軍事費の割合は、戦争をしていない時でも、歳出の30%近くを占めていた。だからといって、国民が重税にあえいだわけではない。では、軍事費を何でまかなったのか。

 ▼元国税調査官の大村大次郎(おおじろう)さんによると、明治政府が創設した酒税だった。酒を買ったときだけに課せられるので、国民の負担はそれほど大きくない。日清戦争勃発時も、増税することなく酒税だけで戦った(『お金の流れで読む日本の歴史』KADOKAWA)。

 ▼酒税は、現在でも国の大きな財源の一つである。来年10月には、消費税率10%への引き上げが予定されている。同時に導入される軽減税率制度でも、酒類は対象とならない。毎日晩酌を欠かさない小欄も、甘んじて受け入れる。何事もお国のためである。ただ「みりん」の税率も、十数%のアルコール度数を理由に10%に上がるのは、いかがなものか。

 ▼糖類などから作られる「みりん風調味料」は、8%への据え置きが決まっている。料理人や主婦はとうてい納得できまい。その他、水道水とミネラルウオーター、外食と持ち帰りなど、適用と適用外の不可解な線引きが、制度をますますわかりにくくしている。同じ制度を導入した欧州でも、定着するまで数十年かかった。小売店や飲食店の現場での混乱は避けられない。

 ▼大村さんは日本の歴史を振り返って、「いつの時代でも税制はそれなりによくできていた」という。たとえば古代にも、「賑給(しんきゅう)」と呼ばれる高齢者や貧困者に米などを支給する、社会保障の仕組みがあった。

 ▼消費税増税は、社会保障の充実が目的だったはずだ。軽減税率や景気対策のばらまきが必要というのなら、そもそも何のための増税か。誰もが抱く疑問である。













2018年12月16日日曜日

【産経抄】2018-12-16(日)

【産経抄】2018-12-16(日)

 米国暮らしの長かった絵本作家の八島太郎さんに、人柄のにじむ挿話がある。久々の帰国で〈飛び出すな車は急に止まれない〉の交通標語を目にし、「話が逆だ」とこき下ろした。「〈飛び出すぞ子供は急に止まれない〉がほんとじゃないかね」。

 ▼阿川弘之さんの『エレガントな象』から引いた。言われてみれば、日本の交通事情は違和感に満ちている。横断歩道前で立ち止まるその多くが、車ではなく歩行者という現実がある。運転手が歩行者の飛び出しを疑わず、好意に甘えているとすれば妙な社会である。

 ▼危険運転を処罰する法律の条文にしても、用いる側の想像力の乏しさが透けて見える。東名高速道路で昨年6月、石橋和歩被告(26)が度重なるあおり運転で後ろの車を止め、夫婦を死に追いやった事件である。懲役18年の判決にもなお、わだかまりを拭えずにいる。

 ▼速度ゼロの状態で招いた事故を、判決は危険運転致死傷罪の要件となる「重大な危険を生じさせる速度」とは言えない-とした。時速100キロで流れる車列の中、無理に止められた夫婦の目に何が映ったか。脇を走り抜ける車は、凶暴な鉄の塊そのものだったろう。

 ▼死と背中合わせの危険な行為さえ、裁けない「速度ゼロ」の壁がある。懲役18年が結果の重さを映した判決だとしても、遺族にとって失われた命の重さに見合う量刑とは言えまい。新たな危険運転を生まないためにも法の破れ目を繕い、厳罰を構えていくほかない。

 ▼昨年の交通安全川柳の一句を思い出す。〈事故ってさ「起こす」ではなく「防ぐ」もの〉。法の備えと、車間距離にも似た心の余白と。次の加害者にならない心掛けが、被害者のない明日を生む。涙の上に浮かぶ交通社会では、「話が逆」だろう。













2018年12月15日土曜日

【産経抄】2018-12-15

【産経抄】2018-12-15

 ロンドン特派員時代、北アイルランドに出張すると近所の住民に伝えるたびに、真顔で心配してくれたものだ。「あんな危ない所へ行って大丈夫?」。

 ▼1937年にアイルランドが英国から独立した際、北部の6州は英国に残留した。住民は英国に忠誠を尽くすプロテスタント勢力と、アイルランド統一を望むカトリック勢力に分かれている。両宗派の対立は60年代後半に武力闘争に発展し、3600人を超える死者が出た。

 ▼和平合意が実現したのは、20年前である。合意には、英領北アイルランドとアイルランドとの国境管理の撤廃が含まれていた。英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、最大の障害になっているのが、実はこの国境の問題である。

 ▼離脱が実現すれば、EU加盟国であるアイルランドとの行き来が、これまでのように自由にできなくなる。カトリック勢力が納得できるわけがない。かといって、EU側が示した北アイルランドだけをEUの関税同盟に残す案は、英国の分断につながると、プロテスタント勢力が断固反対する。

 ▼困り果てたメイ首相は、国境問題が解決するまで、英国全体がEUの関税同盟にとどまる折衷案をまとめた。これが与党保守党の強硬離脱派の反発を招き、党首としての信任投票に追い込まれた。なんとか切り抜けたものの、いばらの道は変わらない。

 ▼北アイルランドには、今も両宗派の住民を隔てる壁が残る。和平合意の結果設立された自治政府も、昨年1月に崩壊した。EU離脱問題の混迷は、悪夢のような流血の記憶を呼び覚ます。2年前の国民投票の結果は僅差だった。もう一度やり直せれば…これが多くの国民の本音ではないか。もともと残留支持だったメイ氏もその一人だろう。













2018年12月14日金曜日

【産経抄】2018-12-14

【産経抄】2018-12-14

 ロンドン特派員時代、北アイルランドに出張すると近所の住民に伝えるたびに、真顔で心配してくれたものだ。「あんな危ない所へ行って大丈夫?」。

 ▼1937年にアイルランドが英国から独立した際、北部の6州は英国に残留した。住民は英国に忠誠を尽くすプロテスタント勢力と、アイルランド統一を望むカトリック勢力に分かれている。両宗派の対立は60年代後半に武力闘争に発展し、3600人を超える死者が出た。

 ▼和平合意が実現したのは、20年前である。合意には、英領北アイルランドとアイルランドとの国境管理の撤廃が含まれていた。英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、最大の障害になっているのが、実はこの国境の問題である。

 ▼離脱が実現すれば、EU加盟国であるアイルランドとの行き来が、これまでのように自由にできなくなる。カトリック勢力が納得できるわけがない。かといって、EU側が示した北アイルランドだけをEUの関税同盟に残す案は、英国の分断につながると、プロテスタント勢力が断固反対する。

 ▼困り果てたメイ首相は、国境問題が解決するまで、英国全体がEUの関税同盟にとどまる折衷案をまとめた。これが与党保守党の強硬離脱派の反発を招き、党首としての信任投票に追い込まれた。なんとか切り抜けたものの、いばらの道は変わらない。

 ▼北アイルランドには、今も両宗派の住民を隔てる壁が残る。和平合意の結果設立された自治政府も、昨年1月に崩壊した。EU離脱問題の混迷は、悪夢のような流血の記憶を呼び覚ます。2年前の国民投票の結果は僅差だった。もう一度やり直せれば…これが多くの国民の本音ではないか。もともと残留支持だったメイ氏もその一人だろう。













2018年12月13日木曜日

2018-12-13 『正論』と『Hanada』が見た平成30年史 トークイベント開催

神田明神文化交流館開業イベント 開催迫る! 平成最後の年末スペシャル! 『正論』と『Hanada』が見た平成30年史

日時
平成30年12月19日 午後1時30分~午後4時

場所
神田明神文化交流館 神田明神ホール
(千代田区外神田2-16-2)

式次第
第1部 基調講演「安倍政権と平成政治」
    自民党幹事長代行 萩生田光一衆院議員(予定)
休憩 


第2部 スペシャル対談

   「正論とHanadaが見た平成30年史」 
    有元隆志 正論調査室長兼雑誌『正論』発行人
    花田紀凱 月刊『Hanada』編集長
    コーディネーター 田北真樹子 正論調査室次長 

入場料(2500円・FAX&電話での申し込みは3000円)

申込方法
産 経新聞社のイベント情報サイト「産経iD」からの申し込みはこちらからで、クレジットカード決済となります。FAX&電話での申し込みは3000円。産経 iDは会員登録をした後、サイトの案内に従い、お申込みをお願いします。チケット代お支払はクレジットカード情報の登録が必要です。


【FAX】郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、申し込み人数を明記の上0120-529-015


【電話】0570-033-433(午前10時から午後6時まで)

申込みHP
https://id.sankei.jp/e/408













2018-12-13 拉致問題啓発舞台劇公演「めぐみへの誓い-奪還-」(神戸公演)

この公演は、拉致問題への認識を深め、拉致問題の悲劇を心から理 解していただく一助となるよう政府が企画したもので、政府と地方公共団体の共催により全国各地で実施され、この度、神戸市内で実施いたします。
本舞台劇は、中学一年生だった横田めぐみさんが新潟の海岸で拉致された当時から現在に至る拉致問題の経緯、めぐみさんや田口八重子さんたち拉致被害者の北 朝鮮での生活等を描いたものです。

日時
平成30年12月21日(金曜)
●13:30開場/14:00開会/16:30閉会予定


場所
●神戸文化ホール 中ホール
 神戸市中央区楠町4-2-2

プログラム
・主催者等挨拶
・拉致問題の概要説明
・ミニコンサート「空と海の向こう」 シンガーソングライター山口采希
・舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」上演
・拉致問題啓発パネル展示

入場料(無料)

申込方法
●申込先:兵庫県産業労働部国際局国際交流課 
●申込方法:往復はがき、電子申請(ホームページ)、FAXのいずれか。
※お電話では申込いただけません。
HP
https://www.shinsei.elg-front.jp/hyogo/uketsuke/form.do?id=1537243914987

申込期限:先着順
※申込期限(12月7日)が経過しましたが、まだお席をご用意できますので、引き続きお申込みをお持ちしております。

その他
車椅子ご利用の方、手話通訳等が必要な方は、申込の際にご記入ください。

主催
内閣官房拉致問題対策本部、兵庫県、神戸市

後援
法務省、外務省、文部科学省

問合せ先(電話番号)
●内閣官房拉致問題対策本部事務局政策企画室
 03-3581-8898
●兵庫県産業労働部国際局国際交流課
 078-341-7711(内線2094)
●神戸市市長室国際部国際課
 078-322-5010

公演チラシ(PDF形式:899KB)













2018-12-13 弘前観光コンベンション協会

*イベントピックアップ*

○12/1(土)~2/28(木)「弘前エレクトリカルファンタジー」:弘前市内各所
 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/edit.html?id=cat02_winter_electricalfantasy

○12/7(金)~3/17(日)展覧会「高岡の森の絵図展」:高岡の森弘前藩歴史館
 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/takaoka-rekishikan/

○12/15(土)~3/24(日)企画展「ふるさとの画家展」:弘前市立博物館
 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/hakubutsukan/

○12/15(土)「ひろさきナイト」@2018はこだてクリスマスファンタジー
 http://www.hakodatexmas.com/

*2019年度版「弘前公園のさくらカレンダー」販売中*
 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/edit.html?id=originacalendar











【産経抄】2018-12-13

【産経抄】2018-12-13

 「中国国民に対する重大な人権侵害行為である」。カナダ当局が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長を拘束した件について、在カナダ中国大使館が出した声明である。「どの面(つら)下げて」。いささか品の悪い言葉が口から出そうになる。

 ▼孟晩舟(もう・ばんしゅう)容疑者の逮捕は、米国の要請によるものだ。米メディアによると、米当局は対イラン制裁に違反した疑いで捜査を続けてきた。もっとも中国は超大国米国には矛先を向けない。中国に滞在するカナダの元外交官を拘束するという、報復に出た。

 ▼目的をとげるために「人質」を取るのは、この国の常套(じょうとう)手段である。平成22年の沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件でも露骨に使われた。中国当局は日本人会社員4人の身柄拘束に踏み切り、船長の釈放に成功した。圧力に屈した民主党政権の体たらくは記憶に新しい。

 ▼中国ではスパイ行為に関わったなどとして、情報公開のないまま日本人8人が起訴されている。このうち日本語学校職員の女性(57)と札幌市の男性(73)に、懲役6年と12年の実刑判決が今月に入って言い渡された。2人とも3年前に拘束されている。日本政府は、ファーウェイなど中国の通信大手を政府機関の情報通信機器の調達から排除する決定を下したばかりである。中国情報機関との結びつきが指摘されたからだ。唐突な判決は、中国の「報復」を疑わずにはいられない。

 ▼菅義偉官房長官が記者会見で述べた「できる限りの支援」だけでは、帰国を待ち望む日本人を救えない。「日本国民に対する重大な人権侵害行為」に対して、日本政府は断固抗議して、釈放を求めるべきだ。

 ▼今年の漢字は「災」に決まった。転じて「福」となす、強い決意がほしい。













2018年12月12日水曜日

2018-12-12 aomori「市からのお知らせ」第420号◆除雪ボランティアを募集◆

市役所・市の施設の主な業務は、12月29日(土)から1月3日(木)までお休みします。年末年始の休日前後は窓口が混雑しますので、住民票の写し・戸籍の謄抄本・印鑑証明書などの交付申請は、お早めにお願いします。

◆第8回青森市環境フェア2018◆
 牛乳パックでハガキ作り、エコ検定、エコドライブシミュレーターなどの体験や、省エネ住宅・家電などの紹介を通して、お子さんから大人まで楽しくエコ生活を学ぶことができます。ぜひご来場ください! 
〔日時〕12月16日(日)10:00~16:00
〔場所〕ねぶたの家ワ・ラッセ(イベントホール、西の広場など)
〔備考〕入場無料
〔問合せ〕環境政策課(電話 017-718-0286)

☆★お知らせ★☆

◆除雪ボランティアを募集◆
 ひとり暮らしの高齢者や障がいのあるかたにとって、除雪はとても困難な作業です。市では地域の皆さんのご協力による除雪ボランティアを募集しています。募集している除雪ボランティアの活動は、貯めたポイントを商品券やバスカードと交換できる青森市ボランティアポイント制度の対象活動となっています。
 ボランティアの登録の方法など、詳しくは青森市ボランティアセンター(青森市社会福祉協議会内)へお問合せください。
〔問合せ〕青森市ボランティアセンター
(電話 017-723-1340、
HP http://www.aomoricity-shakyo.or.jp/volunteer/)

○ 青森市ホームページ
 http://www.city.aomori.aomori.jp/

○ 携帯サイト「青森市mini」
 http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm











【産経抄】2018-12-12

【産経抄】2018-12-12

 「現金3億円、輸送車ごと奪われる」「白バイ装い待ち伏せ」「ギャング映画ばり」。昭和43(1968)年12月10日の小紙夕刊は、こんな見出しで、3億円事件の発生を伝えた。以来、各紙の社会面は前代未聞の強盗事件の報道一色となる。

 ▼もっとも、はるか海の向こうスウェーデンの首都ストックホルムは、祝賀ムード一色に染まっていた。ノーベル賞の授賞式が開かれ、日本人として初めて文学賞を受賞した川端康成氏らが、国王から金メダルを授与されていた。周囲の燕尾(えんび)服のなかで、白髪で羽織袴(はかま)姿の川端氏は、注目の的だった。

 ▼商家に生まれた作家の竹西寛子さんによると、戦前の年賀の男客といえば、紋付きの羽織袴姿が普通だった。「幼い頃の私は…男客の、線の崩れていない袴姿にひかれた。ながめて気持がよい、こちらの背筋までどんと叩(たた)かれるような感じがあった」。「羽織袴」と題した随筆に記している。

 ▼今年の医学・生理学賞に輝いた本庶佑(ほんじょ・たすく)・京都大特別教授(76)も、50年ぶりに妻の滋子さんとともに和装で授賞式に臨んだ。本庶さんも長年、着物に親しんできたようだ。5年前の文化勲章親授式にも、地元京都で黒紋付き羽織袴をあつらえて臨んでいる。

 ▼本庶さんの流暢(りゅうちょう)な英語に加えてユーモアをたっぷり含んだスピーチも、現地で大好評だった。あえて晴れの舞台で、堂々とした和服姿を披露した理由について、「日本で研究してきた心構え」と語っている。

 ▼川端氏は、胸前(むなさき)に文化勲章を下げていた。有名なノーベル賞の記念講演「美しい日本の私」の内容を、装いでも表現していた。26年後にノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏は、文化勲章を辞退している。今でも了見がまったく理解できない。













2018年12月11日火曜日

【産経抄】2018-12-11

【産経抄】2018-12-11

 日本の女子フィギュアスケートの歴史を遡(さかのぼ)れば、稲田悦子さんに行き着く。1936年に行われたガルミッシュパルテンキルヘン(ドイツ)冬季五輪に、日本女子として初めて出場した。

 ▼「あの少女は何をしにきたのか」。ロイヤルボックスにいたヒトラーが、身長130センチに満たない12歳の少女が入場行進するのを見てつぶやいたという。それでも26人中10位の成績だった。メダルが期待された次の冬季五輪は、戦争の影響で中止となる。

 ▼戦後、指導者となった稲田さんだが、この競技で日本人が勝つのは難しいと思っていた。スタイルも表現力も欧米の選手にはかなわない。考えが変わったのは、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が登場してからだ。

 ▼89年の世界選手権で、伊藤みどりさんが最高難度のジャンプに成功し、日本人として初めて世界チャンピオンの座についた。稲田さんは、トリノ五輪での荒川静香さんの金メダルを見ることなく、平成15年に79歳で亡くなった。トリプルアクセルを受け継いだのは、幼い頃から伊藤さんにあこがれていた浅田真央さんである。

 ▼カナダ・バンクーバーで開催されたグランプリ・ファイナルを制したのは、かつて浅田さんに手紙とぬいぐるみをプレゼントした紀平梨花選手(16)だった。シニア初年度の優勝は、浅田さん以来の快挙である。フリーの冒頭での失敗に動じず、2回目のトリプルアクセルを見事に決めた。もはや日本のお家芸といっていい。

 ▼稲田さんの記憶に強く刻まれたのが、当時のトップ選手の姿だった。夜明け前のリンクで、ただ一人練習を繰り返していた。「世界一になるには努力しかない」。北京五輪での優勝という夢に向けて、紀平選手の努力はすでに始まっている。













2018年12月10日月曜日

2018-12-10 八戸・八食センター酒蔵まつり


今年もやります!== 酒蔵祭 ==
青森、岩手、秋田、山形の蔵元が八食センターに大集結
12/13(木)~12/24(月・祝)の12日間
市場棟1階 催事ホールで『酒蔵祭』開催いたします!!
お問い合わせ
下記URL
https://www.849net.com/event/2018/11/post-29.html















【産経抄】2018-12-10(お休み)

【産経抄】2018-11-12(お休み)












2018年12月9日日曜日

【産経抄】2018-12-09(日)

【産経抄】2018-12-09(日)

 203連勝で引退した柔道家、山下泰裕氏の最後の試合は、主審も陰の主役だった。斉藤仁氏と争った昭和60年の全日本選手権決勝である。中盤、強引に技を掛ける山下に、斉藤は返し技の投げで応じた。両者は崩れ落ち、山下の背中が畳を打つ。

 ▼主審の手は上がらない。山下が自分で倒れた、との判断だった。主審は東京五輪無差別級銀メダルの神永昭夫氏である。後に「やはり斉藤だったか」と漏らしたという。技を認めるべきだったか、と。神永氏を悩ませたのは、競技者の生死を預かる審判の業(ごう)だろう。

 ▼選手に最も近い特等席にいながら、最も難しい判断を迫られる。ときに一つの判定で勝者が英雄にもなり、敗者がただの人にもなる。生殺与奪の権を握るがゆえに、審判は常に正しさを求められ、地位は権威の象徴となり、こと柔道界では判定が絶対視されてきた。

 ▼その審判が誤審により処分されたという。10月に行われた学生柔道の全国大会で、試合を裁いた主審ら4人が、比較的見極めやすい寝技を看過した。「技量不足による重大な誤審」として、全日本柔道連盟が全員を資格停止とし、主審を降格したのはやむを得まい。

 ▼映像機器の精度が高まり、審判は受難の時代にいる。とはいえ事あるごとに「詳しくは映像を」では白熱の勝負も冷める。頼れぬ権威から退場などの罰を科されたとして、誰が従おうか。正確な判定と威厳は紙の裏表だろう。ここは審判の目に奮起を促すほかない。

 ▼山下-斉藤戦の残された映像を見て驚く。山下の背中が畳を打つより早く、斉藤の手が山下の襟を放していた。神永氏には見えていたのだろう。あの一戦が「名勝負」として語り継がれている事実が、判定の正しさを裏付ける何よりの証拠である。













2018年12月8日土曜日

【産経抄】2018-12-08

【産経抄】2018-12-08

 7日付小紙正論欄で、東大名誉教授の平川祐弘(すけひろ)さんが回想していた。「日本が米英と西太平洋で交戦状態にはいったその日から戦争は『大東亜戦争』と呼ばれ、敗戦後は『太平洋戦争』となった」。平川さんは、「あくまで連合国側の立場に立って正邪の判断を下すべきなのか」と問いかけている。

 ▼77年前のきょう12月8日、日本は米ハワイ・オアフ島の真珠湾を攻撃する。日本の敗戦を経て4年後のこの日から、連合国軍総司令部(GHQ)は全国の新聞に日本軍の暴虐を描く連載記事「太平洋戦争史」(GHQ民間情報教育局提供)を掲載させた。

 ▼明星大学戦後教育史研究センターの勝岡寛次さんの著書『抹殺された大東亜戦争』によると、「占領下の日本に、『太平洋戦争』といふ耳慣れぬ用語が導入されたのは、恐らく昭和二十年十二月八日を以(もっ)て嚆矢(こうし)とする」。GHQが意図的に普及させたのである。

 ▼一方でGHQは、閣議決定された正式名称である大東亜戦争は徹底的に検閲し、抹殺する。「前後関係全くお構ひなしに片端から」(同書)太平洋戦争へと書き直しさせた。大東亜解放のための義戦という側面を隠し、GHQ製の歴史観一色に日本を染め上げようとしたのだろう。

 ▼GHQの諮問機関メンバーとして来日したヘレン・ミアーズは1948(昭和23)年の著書『アメリカの鏡・日本』で、こう率直に記している。「私たち自身が日本の歴史を歪曲(わいきょく)してきた」。同書は占領下の日本では出版を禁止されていた。

 ▼GHQによるマインドコントロールの影響はまだ根強いが、大東亜戦争という名称も以前ほどタブーではなくなってきた。米国が太平洋戦争と呼ぶのは別にいいが、日本が今さらそれにとらわれ続ける必要はなかろう。













2018年12月7日金曜日

【産経抄】2018-12-07

【産経抄】2018-12-07

 「あなたは監視されている」。全国一の繁華街といえる東京・歌舞伎町では、平成14年に防犯カメラが導入された。朝日新聞は、それを伝える記事に冒頭の見出しをつけた。「善良な市民の平穏まで害するおそれがある」。弁護士の否定的な談話も載せていた。

 ▼小紙がつけた見出しは、「防犯効果に地元期待」である。地元の期待通り、歌舞伎町での犯罪は激減した。それが評判となって、全国で防犯カメラの導入が相次いだ。現在国内では、300万台以上が稼働している。

 ▼今年も渋谷の繁華街には、ハロウィーンで仮装した若者や外国人ら4万人を超える人出があり、トラブルが相次いだ。なかでも目に余ったのが、軽トラックを取り囲んで横転させ、車体の上ではしゃぐ若者たちの狂態である。

 ▼警視庁の捜査員は、現場周辺のカメラや通行人が撮影した画像を収集、解析して、軽トラック横転にかかわった15人を追跡した。約2週間で全員の身元を割り出し、とりわけ悪質だった4人の逮捕に踏み切った。

 ▼防犯カメラを駆使したお手柄といえる。今後も平成最後の大晦日(みそか)やオリンピック期間中に、人混みのなかで思わぬ犯罪やバカ騒ぎが起こり得る。今回の検挙によって、ある程度の抑止力が働くはずだ。もっとも昨日の朝、各局のワイドショーで識者が相も変わらず口にしたのが、「監視社会」の恐怖である。

 ▼中国にはなんと1億7千万台以上の監視カメラがある。「天網」と呼ばれる、最新の顔認証技術を持つシステムと結びついて、14億人の国民のなかから即座に人物を特定できる。もちろん追跡するのは犯罪者だけではない。民主活動家らも監視対象である。どれほどテロとの戦いに苦労しようと、日本がそんな社会を選ぶはずがない。













2018年12月6日木曜日

2018-12-06 手のひら・足裏の“水虫”みたいなブツブツ… 原因は「歯の治療」や「タバコ」かも!(掌蹠膿疱症)

手のひら・足裏の“水虫”みたいなブツブツ 原因は「歯の治療」や「タバコ」かも!(掌蹠膿疱症)
12/6(木) 19:30配信 FNN PRIME

● 数週間のサイクルで再発を繰り返す
いつの間にか出来ていた、手のひらや足の裏に出来たブツブツ。
手のひらの水ぶくれが気になって、手作業がツラい…。
しかも、何か所にも出来ている…。
足の裏にあるから水虫なのか? でも、ウミが出てくるし、何だろう…?
――その症状は、「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」かもしれません。
一般にはほとんど認知されていない皮膚病のため、治療が遅れてしまい、長く症状に苦しむ患者さんもいる疾患です。


「掌蹠膿疱症」は、手のひらや足の裏にウミが溜まった水ぶくれ(膿疱)が、次々と左右対称に数多く出現し、かゆみや痛みを伴うことが多い、慢性の皮膚疾患 です最初は、手のひらや土踏まず、かかとなどに赤みが生じ、次に膿疱ができます。しばらくすると茶色っぽいかさぶたになり、ガサガサになって皮がむけます が、2~4週間のサイクルで別の場所に再発を繰り返します。初めて「掌蹠膿疱症」を患った患者さんは、水虫が悪化したと勘違いして受診することが多くあり ます。膝や肘などに赤みができたり(掌蹠外皮疹)、爪が変形したり、はがれて浮いてくることもあります。

●女性に多く、重症のケースも!
ひどくなると、手のひらや足の裏全体の皮膚が赤みを帯び、うす皮がむけてヒビ割れて、痛みを伴います。手のひらの皮がむけると、買い物でお金を出すときや、握手をする時に躊躇したり、料理や洗い物といった家事が出来なくてつらい…など、患者さんの生活の質が下がってしまいます。

また、患者さんの約10%に、胸骨と鎖骨、肋軟骨などの関節や骨に炎症が起こり、痛みが生じます。重症になった患者さんの中には、皮膚や関節の症状のため、思い通りに動くことが難しいと言うケースもあります。

男性よりも、女性に2~3倍ほど多く発症するといわれており、40歳代から50歳代に多く認められています。
日本における罹病(りびょう)率は0.12%で、患者数は約13万人と報告されています。実はこれは、欧米における罹病率0.01~0.05%の数倍となっています。

●歯の治療”が原因?!
「掌蹠膿疱症」の原因は、未だにはっきりとはしていません。ただし、歯科領域における感染症や扁桃炎、金属アレルギーなどが原因の一つになりうることは分かっています。また喫煙も原因の一つと考えられています。

「皮膚病なのに、歯の治療は関係するの?」と意外に感じるかもしれません。
海外での報告は少ないのですが、日本では歯科金属(パラジウムなど)に対するアレルギーが引き金となり、「掌蹠膿疱症」が発症した事例が多く報告されています。 これが、欧米より日本での症例が多い理由の1つかもしれません。
「自分には虫歯はない」と言う患者さんでも、歯科でのレントゲン検査等によって、感染症などが見つかることがあります。

●口の中から金属を一掃
なぜ歯の治療や感染が影響するのか。
1つには、銀歯など歯科材料が皮膚に接触することでおこります。また、汗によって金属がイオン化して溶けたり、皮膚の常在菌と金属がくっついてタンパク質 をつくることが原因にもなります。誤った歯磨きで出来た傷が、アレルゲンの侵入経路となる場合もあります。

歯科関連や扁桃炎などが原因と判明した場合には、扁桃摘出や歯科治療により劇的によくなる例がしばしばあります。金属アレルギーの場合は、口の中の銀歯や 金歯を除去してノンメタル状況にし、さらにキレーションという重金属排出のための処置を行います。

●新たな治療の選択肢が!
ただ、患者さんのうち7~8割は検査をおこなっても原因を突き止めることができず、皮膚科的な治療を行います。軽症の場合、患部にビタミンD3外用薬やステロイド外用薬を塗ります。これで治らない場合は、長波長紫外線を照射する光線療法やビタミン剤などの内服・注射、といった治療を行います。

しかし、これでも効果不十分な症例や難治例があるのです。これまでは、そうしたケースはなかなか症状が改善せず、患者さんにとって心身の大きな負担になっ ていました。

ところが、最近、朗報がありました!
11月に、「掌蹠膿疱症」治療薬として、日本では初の生物学的製剤『トレムフィア』が承認されたのです。生物学的製剤とは、化学的に合成した医薬品ではな く、生物が合成する物質(タンパク質)を応用して作られた治療薬。『トレムフィア』は、「乾癬」や「掌蹠膿疱症」の病態形成に関与する因子を選択的に阻害 する注射薬です。専門的に言うと、病態に深く関わるIL-23p19という体内物質の働きを特異的に阻害します。

成人には、一般名「グセルクマブ」(遺伝子組換え)として、初回とその4週後、それ以降は8週間隔で、1回100mgを皮下投与します。薬価が高いので、自己負担限度額を超えた額が払い戻される「高額療養費制度」の対象になります。これで、既存治療では効果不十分な患者さんに、新たな治療の選択肢が産まれ ました。

また、「掌蹠膿疱症」の約80%の人が喫煙者です。 禁煙しても、多くの場合は治りやすくなることはありませんが、これを機に禁煙するのもいいかもしれません。

●ヒトには感染しない!
皮膚病で皆さん気になるのは、ヒトにうつるのかどうか。

「掌蹠膿疱症」のウミの中には、細菌はいません。したがって、他の人に感染しません。手足から体のほかの部位に感染することもありません。遺伝に関しても、日本では家族で発症したという症例は稀です。

治癒にかかる時間は患者さんによって違いますが、平均で3年から7年とされています。その間は、対症療法を行って、症状をコントロールすることが大切です。しかし、なかなか病名がわからず、治療が遅れるケースもあります。
手のひらや足裏の水泡に不安を感じたら、早目に皮膚科クリニックを受診して下さい。

千春皮フ科クリニック 院長
渡邊千春(医学博士)


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00010011-fnnprimev-hlth&p=1













【産経抄】2018-12-06

【産経抄】2018-12-06

 「外国人からみて日本の民主主義は絶滅寸前だ」。今年3月のネットニュースにこんな見出しの記事が掲載されていた。森友スキャンダルでは、首相官邸と国会周辺で小規模のデモが起こっただけ。

 ▼デモで朴槿恵政権を倒した韓国の活気ある民主主義とは、対照的だというのだ。著者は在日フランス人ジャーナリストである。確かに、1789年の革命で民衆が自由と人権を獲得して以来、デモはフランスが世界に誇る伝統行事である。
 ▼長く小紙のパリ特派員を務めた山口昌子(しょうこ)さんによると、大小あわせて年間3000回にも及ぶ。「デモやストを決行する際のなんと生き生きとした表情と手際の良さか」と、普段のフランス人とは別人のような姿に感心していた。

 ▼先月から続いているデモは、燃料税増税への反発がきっかけだった。道路作業員が着用する「黄色いベスト」がシンボルとなっている。参加者の一部が暴徒化し、放火や略奪などの狼藉(ろうぜき)を働き、逮捕者やけが人が相次いだ。デモの圧力によって政権が危機に陥り、政策が変更される。この繰り返しがフランス政治の特徴だった。

 ▼今回もマクロン大統領は結局、増税の棚上げに追い込まれた。昨年5月の就任以来、初めて主要政策の転換を余儀なくされた。それでも、デモ収拾のめどは立っていない。増税の完全撤回やマクロン氏の辞任まで要求している。マクロン氏の肩を持つつもりはないけれど、政治の混乱のつけは、やがて国民にまわってくる。EUの弱体化にもつながりかねない。

 ▼観光大国としてのノウハウや少子化を食い止めた政策など、まだまだフランスから学ぶことは、山ほどある。ただ、デモで国政が左右される「街角民主主義」だけは、いただけない。













2018年12月5日水曜日

2018-12-05 Google Map 表示回数 35,000,000

















2018-12-05 aomori「市からのお知らせ」第419号◆中央卸売市場「水産の朝市!」◆

12月11日~20日は「冬の交通安全県民運動」です。飲酒機会が増える忘年会シーズンとなりました。少しでも飲んだら絶対にハンドルは握らず、他の交通機関等の利用してください。

◆市民病院ウインターコンサート2018◆
公開講座や恒例の地域医療連携バンドの歌や演奏等で楽しいひとときをお届けします。どなたでもご覧いただけますのでお気軽にお越しください。歌のゲストもお楽しみに♪
〔日時〕12月9日(日)13:00~15:30
〔場所〕市民病院1階中央待合ホール
〔内容〕高橋伸也(ひ尿器科部長)、市瀬広太(小児科部長)による公開講座、青森明の星短期大学合唱サークル「プリマ☆ステッラ」ステージなど
〔備考〕イベント中は駐車料金無料
〔問合せ〕市民病院(電話 017-734-2171)

◆中央卸売市場「水産の朝市!」◆
とれたての鮮魚や水産加工品の一般販売のほか、8:00からは、数量限定300食で「鱈のじゃっぱ汁」の振る舞いも! 今年最後の「水産の朝市!」へ是非お越しください。
〔日時〕12月15日(土)7:00~10:00 
〔場所〕中央卸売市場(卸町)
〔問合せ〕中央卸売市場管理課(電話 017-738-1101)

○ 青森市ホームページ
 http://www.city.aomori.aomori.jp/

○ 携帯サイト「青森市mini」
 http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm











【産経抄】2018-12-05

【産経抄】2018-12-05

 米の横流しの罪で死刑を言い渡された父親を救うため、自分たちきょうだいが身代わりになる。16歳の「いち」は奉行にそう申し出た。奉行は、いちの最後の言葉にたじろいだ。

 ▼「お上の事には間違はございますまいから」。小学校で読書感想文の課題になることの多い、森鴎外の『最後の一句』である。間違いのない判決が下されるのか。神奈川県大井町の東名高速で昨年6月に起きた、死亡事故の裁判が横浜地裁で始まった。

 ▼石橋和歩被告(26)は、危険運転致死傷罪などに問われている。石橋被告は、萩山嘉久さんの一家4人が乗るワゴン車を「あおり運転」で妨害して停車させた。パーキングエリアでの迷惑駐車を萩山さんから指摘されて激高したらしい。

 ▼車を降りた石橋被告が萩山さんを引きずり出そうとしたところに、後続の大型トラックが突っ込み、萩山さんと妻の友香さんが死亡した。石橋被告が事実関係をおおむね認めながらも、弁護側は無罪を主張する。危険運転の罪について、停車後の事故の規定がないというのだ。

 ▼「自分が悪いことをしたのに逆ギレするのはおかしすぎます」。車内で一部始終を目撃した次女(13)の供述調書も読み上げられた。石橋被告に「悪いこと」をした自覚があり、深く反省をしているのか。被害者の遺族は見極めずにはいられない。石橋被告の心の内を探ろうと取材を申し込んでいた小紙記者には、面会の条件として30万円を要求する手紙が送られてきた。

 ▼いちの言葉は「書院にゐた役人一同の胸をも刺した」と鴎外は書いた。「世の中のあおり運転を減らすために、被告を重い刑にしてほしい」。昨日、証人として出廷した長女(17)の涙ながらの訴えは、石橋被告の胸に届いただろうか。













2018年12月4日火曜日

【産経抄】2018-12-04

【産経抄】2018-12-04

 昭和と平成の境目のころから、新聞記者の生活は大きく変わった。それまでは取材に出てしまえば、会社に連絡しないかぎり、行動の自由があった。

 ▼ところがポケットベルのおかげで、24時間いつでも呼び出されるようになった。他社の記者と居酒屋で一杯やっていると、一斉にピーピー音が鳴り響く。そこから始まるのは、公衆電話の争奪戦である。

 ▼ポケベルの人気が過熱するのは、テレビドラマの「ポケベルが鳴らなくて」が放映された平成5年ごろからだ。〈ポケベルが鳴らなくて 恋が待ちぼうけしてる〉。秋元康さん作詞の主題歌が大ヒットした。恋人同士の連絡手段として、欠かせない道具となる。

 ▼若い女性を中心に、数字や記号の表示機能を利用して、語呂合わせを楽しむ遊びも流行した。作家の井上ひさしさんによれば、日本語の拍(音節)の数は異様に少なく、しかも「ア」という拍には「あ」というように、仮名文字がきちんと対応している。この日本語の特質が生かされたという。

 ▼たとえば「0840」なら「おはよう」だと誰でも分かる。では、「12345780」はどうか。6と9がないから、「ろくでなし」という判じ物のような傑作も生まれた。井上さんは、日本語の「規範という厚い壁に風穴を空けようとしている」と評価していた(『ニホン語日記2』)。

 ▼もっとも、契約数が1千万件を超えた8年をピークにして、次第に携帯電話に取って代わられる。ポケベル事業を国内で唯一続けてきた会社が、来年9月末でサービスを停止する。ただし、形を変えて生き残る。ポケベルが使用する特有の電波が、建物の中に届きやすいという特長を活用して、災害時の通信手段として注目されているそうだ。













2018年12月3日月曜日

【産経抄】2018-12-03

【産経抄】2018-12-03

 首相官邸で開かれていた宮沢喜一首相主催の夕食会は、騒然となった。平成4年1月、訪日中のブッシュ米大統領が、食べた物をもどし、いすから崩れ落ちた。

 ▼5分ほどして、自分で立ち上がり退席した。米国側の発表によれば、インフルエンザによる胃腸炎だった。当時67歳だった大統領の肉体の衰えが、米国メディアの間で取りざたされたものだ。

 ▼その年の大統領選で、民主党のクリントン氏に敗れて、再選を阻まれてしまう。激務から解放されると、すっかり健康を取り戻したようだ。9年前の85歳の誕生日には、スカイダイビングに挑戦して話題となった。長男のブッシュ元大統領が見守る中、地上3200メートルから舞い降りた。

 ▼ブッシュ氏は第二次大戦中、爆撃機のパイロットだった。小笠原諸島沖で、日本軍に撃墜されてパラシュート降下を経験している。戦後は「趣味」として楽しんだ。東西冷戦終結の立役者でもあった、ブッシュ氏の訃報が届いた。94歳だった。

 ▼冒頭の夕食会では、ブッシュ氏に代わってバーバラ夫人がマイクを握った。その日の午後、ブッシュ氏は駐日大使とペアを組み、天皇陛下、皇太子さまとテニスの試合を行っていた。2連敗である。「ひどく負けたことから、疲れ果てたようです。ブッシュ家は負けるのに、慣れていないんです」。ユーモアあふれるスピーチは、会場の重苦しい雰囲気を一気に和らげた。

 ▼夫人は今年4月、自宅でブッシュ氏に手を握られながら、92年の生涯を終えていた。おしどり夫婦として知られた2人は、クリスマスのダンスパーティーで知り合い、ブッシュ氏が戦場から帰還してすぐに結婚式を挙げた。73年の結婚生活はもちろん、歴代大統領夫妻のなかで最長記録である。













2018年12月2日日曜日

【産経抄】2018-12-02(日)

【産経抄】2018-12-02(日)

 トランプ米大統領はスマートフォンを3台持っているという。全て 「iPhone」で2台は機密保全に穴のない公用である。大統領はしかし、無防備な私用の1台で人と話すのをやめない。会話が中国に盗聴されている、と米 紙は10月に報じた。

 ▼折しも貿易戦争のさなか、中国も抜け目ない。外務省報道官が「フェイク(偽)ニュースだ」と本家のお株を奪っている。これがオチなら笑えたものを、後 が蛇足だった。「iPhoneが不安なら、華為技術(ファーウェイ)の携帯電話に切り替えたらいい」と。

 ▼華為技術は、日本など世界に市場を持つ通信機器大手である。補足すれば「中国政府の関与が色濃く、安全保障上の問題がある」と、米政府が製品を使わぬ よう同盟国に求めている。「華為技術に替えたら?」は聞きようによって始末の悪い冗談と取れなくもない。

 ▼日本でも普及が進む中国系企業の電子決済は、中国だけで延べ13億6千万人が利用する。決済の履歴は、利用者個々の信用度の格付けに流用されるという (『二〇二五年、日中企業格差』PHP新書)。国民統制を狙う政府が裏で糸を引く構図は、想像に難くない。

 ▼同じ中国の中興通訊(ZTE)とともに政府の威光をたのむ華為技術は、高速大容量の次世代通信規格「5G」で先端を行く。その2社を、オーストラリア とニュージーランドの両政府は、国内通信網の整備から締め出した。この危機感が日本政府にあるだろうか。

 ▼日本のパソコン市場も中国の息がかかった製品は多い。通信環境を含め、わが国のサイバー空間は危険な足場の上に成り立っている。中国企業に含むところ はないものの、行き着く先に何が待つのか、ユーザーの想像力と判断力は問われていよう。













2018年12月1日土曜日

【産経抄】2018-12-01

【産経抄】2018-12-01

 内閣官房参与の飯島勲さんが、週刊文春11月29日号に寄せたコラムが話題になっている。元朝鮮人労働者をめぐる訴訟で、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じる確定判決を出した問題について、こう断じているのだ。「お隣の韓国ほど信義信頼を守ってくれない国はないぜ」。もはや、日本人の対韓イメージも確定した。

 ▼飯島さんは、観光客を含めて韓国からのノービザ(査証なし)での入国廃止や、韓国人入国者の手荷物検査の徹底を提案する。拉致問題で日本が独自制裁を科す北朝鮮に比べ、韓国には甘すぎるというのである。


 ▼ただ、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が「対抗措置を視野に入れ、毅然(きぜん)と対応する」と強調したように、政府も腕をこまぬいてばかりいるわけではない。政府高官は「数カ月で終わる問題ではない。中長期的な対応が必要だ」と述べ、韓国を標的とした関税法改正などの立法措置も検討するという。


 ▼韓国は、公館の安寧の妨害と威厳の侵害の防止を定めたウィーン条約に違反するにもかかわらず、ソウルの日本大使館前や釜山の日本総領事館前の慰安婦像を放置している。日韓合意で、慰安婦像の移転に努力することを約束したこともすっかり忘れている。


 ▼しかも、元労働者問題が焦点となっている最中の11月21日に、日韓合意に基づく慰安婦財団の解散を発表する始末である。十重二十重(とえはたえ)に国際条約も国際法も踏みにじる無体をしておいて、日本と話し合いたいというのだからずうずうしいにもほどがある。


 ▼「韓国はいまだに事態の深刻さが分かっていないようだ」。外務省幹部は嘆息するが、口でいくら言っても分からないのなら仕方がない。即刻制裁の準備を整え、韓国が身にしみて理解するまで手を打っていくしかない。













2018年11月30日金曜日

【産経抄】2018-11-30

【産経抄】2018-11-30


 女優の赤木春恵さんは、終戦を旧満州のハルビンで迎えた。半年前から兄が現地で設立した劇団に参加して、各地を巡業していた。兄が召集されてからは、20歳にして座長を務めていた。

 ▼まもなくソ連軍が進駐してきた。赤木さんと劇団員は身を守るために、頭におしろいの粉をかけ、顔にしわを描いて老女に扮装(ふんそう)した。ソ連兵が顔を見るなり立ち去ると、心底「女優でよかった」と思ったという。

 ▼翌年10月に日本に引き揚げるまで、中国料理店で給仕をしたり、ホールで外国人のダンスの相手をしたりと、生計を立てるため何でもやった。発疹チフスに感染して、生死の境をさまよったこともある。

 ▼のちに喜劇役者としてスターとなる藤山寛美さんも、現地に取り残されていた。ソ連軍の許可を得て芝居を上演するために、いっしょに革命歌の「インターナショナル」を歌った仲である。戦後、芝居の仕事で再会したとき、お互い出てきた言葉は一つだけだった。「よくここまで生きてきたね」。その後は2人の目から涙がこぼれるばかりだった。

 ▼戦後は映画や舞台、テレビで脇役として欠かせない存在だった赤木さんの訃報が届いた。94歳だった。6年前に92歳で亡くなった森光子さんは、戦前、慰問団のトラックの上で知り合って以来の親友である。晩年に舞台で共演していると、出番を待つ間や芝居がはねて帰りがいっしょになったとき、2人はいつも手をつないでいた。

 ▼作家の梯(かけはし)久美子さんのインタビューにこう語っている。戦争のころは「毎日、自分が生きるだけで精いっぱいで、他人のことを考える余裕はなかった。女友達と他愛のない話ができるって、ほんとうに幸せなことなのよ」(『昭和二十年夏、女たちの戦争』)。










2018年11月29日木曜日

【産経抄】2018-11-29

【産経抄】2018-11-29


「フランケンシュタイン」というと、顔にギザギザの傷痕が走り、首にボルトが突き刺さった怪物を思い浮かべる人もいるだろう。実は怪物には名前がない。

 ▼1818年に20歳の英国人女性、メアリー・シェリーが出版した小説の主人公の名前である。若き科学者であるフランケンシュタインは、生物学の研究に没頭し、死体をつなぎ合わせ、生命を与えることに成功する。しかし、自分が造り上げた怪物の醜さに恐れをなして、逃げ出してしまう。

 ▼分子生物学の急速な発展によって、フランケンシュタインのような人物が、いつ現れてもおかしくなくなってきた。中国の南方科技大学(広東省深セン)の賀建奎(が・けんけい)副教授もその一人なのだろうか。

 ▼遺伝子操作の新技術「ゲノム編集」を受精卵に使い、双子を誕生させたと発表して物議を醸している。賀氏によれば、エイズウイルス(HIV)への免疫を持つよう遺伝子を改変した。困難な疾患を治療する唯一の方法だと主張している。香港で昨日開かれた国際会議で、改めて健康な子が生まれた、と述べた。

 ▼もっとも受精卵の遺伝子を書き換えると、影響は子孫にまで引き継がれ、思わぬ副作用が出てくる恐れもある。親が好みの外見や能力を選んで産み分ける、「デザイナーベビー」の誕生にもつながりかねない。専門家にとって、倫理的に「越えてはならない一線」だった。中国国内の科学者も、「人体実験だ」と激しい批判を浴びせている。そもそも成果の信憑(しんぴょう)性を疑う声さえある。

 ▼『フランケンシュタイン』では、主人公のあまりに無責任な振る舞いに怒り狂った怪物は、その家族や親友まで手にかける。賀氏には、200年前の悲劇の物語を熟読するようお勧めしたい。










2018年11月28日水曜日

2018-11-28 aomori「市からのお知らせ」第418号◆省エネフェスタ◆

12月15日(土)に、モヤヒルズスキー場がいよいよオープン! 当日(11:00~16:30)は、リフトを無料開放しますので、ぜひご家族でお越しください。※降雪状況により変更あり。詳しくは、モヤヒルズホームページ(http://www.moyahills.jp/)をご覧ください。

◆ふれあうぞハート! 障がい者週間2018◆
12 月3日~9日の「障がい者週間」にちなみ、障がいのあるかたのアート作品の展示や、大好評の「うららマルシェ」などを開催! ぜひお気軽にお立ち寄りくだ さい。
〔日時〕12月3日(月)~7日(金)10:00~17:00
〔場所〕市役所駅前庁舎1階駅前スクエア
〔内容〕自閉症・発達障がいのかたたちの感覚を知る体験、発達障がいの相談会、第2回うららマルシェ、障害者年金相談コーナー(12月4日~7日 10:00~16:00)等
 ※日によってイベントが異なりますので、市ホームページ(https://www.city.aomori.aomori.jp/shougai-shien/fukushi -kenkou/fukushi/syougai-fukushi/week/week2018.html) でご確認くださ い。
〔問合せ〕障がい者支援課(電話 017-734-2317)、障害者年金相談コーナーについては国保医療年金課(電話 017-734-5352)へ

◆省エネフェスタ◆
U 字工事さんによるECOお笑いライブ、あべこうじさんによる省エネトークのほか、省エネセミナーや省エネ体験ゾーンを開催します。見て、触れて楽しく省エ ネについて考えてみませんか?
〔日時〕12月1日(土)、2日(日)10:00~16:00
〔場所〕サンロード青森1階 サンホール
〔問合せ〕環境政策課(電話 017-718-0286)

○ 青森市ホームページ
 http://www.city.aomori.aomori.jp/

○ 携帯サイト「青森市mini」
 http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm











【産経抄】2018-11-28

【産経抄】2018-11-28


 「いやや~、手、はなしたらこわい~!」。必死で叫んでも、おとうちゃんは容赦がない。「すまこっ、やる気を出さんと、なにもできん」「いけっ!」。銅版画家の安井寿磨子さんが、初めて補助輪なしで自転車に乗れた日の様子を、絵本に描いている(『こどもほじょりん製作所』)。

 ▼誰にとっても、人生の大事な節目の一つ。宮崎県高千穂町に住む小学2年の飯干唯(いいほし・ゆい)さん(7)もつい最近、その日を迎えたばかりだった。やはり父親と特訓を重ねた成果かもしれない。唯さんは、両親と祖父母、21歳の兄と暮らしていた。

 ▼周囲から仲が良いと見られていた家族は、一体どんなトラブルを抱えていたのか。26日朝、唯さんの父親をのぞく5人と、父親の知人の遺体が自宅で見つかり、県警は殺人事件と断定した。父親は町内を流れる川で遺体で見つかった。自殺とみられる。

 ▼『家族という病』という本がベストセラーになっている。殺人事件の件数が減り続けているなか、親族間の殺人の占める割合は半分を超えている。人間関係が希薄になるばかりの現代社会で、家族の結びつきだけは保たれている。だからこそ一度こじれると、文字通りの骨肉の争いに発展する。そんな解説を聞いたことがある。

 ▼25年前の小紙に、テレビドラマから日本人の「家族像」を探る特集記事が載っていた。「爆発したり、ぶつかったりというのは、お祭りで日常が少し活性化するようなもの」。脚本家の山田太一さんの言葉である。

 ▼確かに、家族の一人一人がもめ事を乗り越えて絆を強めるのが、ホームドラマの「王道」のストーリーだった。新聞のテレビ欄を開いて気づいた。もはやホームドラマ自体が、「サザエさん」ぐらいしか見当たらないではないか。










2018年11月27日火曜日

【産経抄】2018-11-27

【産経抄】2018-11-27


「日本には選挙があって大変ですね」「25年間に11回選挙をしました」。1972年9月、田中角栄首相が日中国交回復のために訪中した際、毛沢東主席との間で、こんなやりとりがあったそうだ。

 ▼確かに共産党一党独裁の下、指導者は選挙の心配をする必要はない。関心があるのは、中国と利害関係のある他国の選挙である。自国の一部とする台湾ならなおさらだ。

 ▼先週末に投開票された統一地方選挙で、与党の民主進歩党が惨敗し、中国に対する融和政策を掲げる野党・国民党が票を伸ばした。蔡英文総統は責任を取って、民進党の主席を辞任した。約1年後の次期総統選での出馬さえあやぶまれる事態である。

 ▼「民衆の願いを反映している」。中国政府はまるで「勝利宣言」のような趣旨の声明を発表した。今年に入って、マレーシアやインド洋の島国モルディブの選挙で、中国寄りの政権が敗れてきた。それだけに、喜びもひとしおであったのだろう。

 ▼日本として看過できないのは、住民投票の結果である。東京電力福島第1原発事故から始まった福島など5県産食品の輸入禁止の継続が、賛成多数で成立してしまった。東日本大震災に際して台湾からは、200億円を超える義援金が送られてきた。日本を訪れる観光客も年間400万人を超えているだけに、残念でならない。

 ▼もともと世論調査では、福島産の食品への不安を訴える割合が高かった。本来、科学的根拠に基づき議論すべき事柄が、反日団体によって政治問題にすり替えられた面もある。ともかく規定によって今後2年間は禁輸が続く。同様の措置を取ってきた中国は、激化する米中対立の影響か、緩和を検討し始めた。対日関係でも、台湾は置き去り状態になりかねない。










2018年11月26日月曜日

【産経抄】2018-11-26

【産経抄】2018-11-26


 「馬券が必ず当たる」競馬の法則などあるはずはないが、「馬を知らなくてもよく当たる」買い方はある。お世話になっている読者のみなさんにだけそっとお知らせすると、賞金の高いレースは、外国人騎手が乗る馬を軸にして買えば、かなり当たる。

 ▼昨日行われた1着賞金3億円のジャパンカップは、フランス出身のルメールが凱歌(がいか)をあげた。最近は、GIと呼ばれる天皇賞など主要レースのほとんどを欧州やブラジルからやってきた騎手がかっさらっている。

 ▼今や武豊をはじめ日本人騎手は、脇役にまわってしまった。それはなぜか。技量の優劣もあるが、馬券歴35年(まったく自慢にならぬが)の抄子には、勝負への貪欲さの違いに見える。どこかの自動車会社の偉い人のように、一銭でも多く稼ごうという欲の質量が圧倒的に違う。

 ▼プロ野球は昔から外国人「助っ人」の善しあしが優勝を左右してきた。「国技」であるはずの大相撲も外国人力士抜きでは成り立たなくなった。平成最後の九州場所は、モンゴル出身の2横綱が休場したため、日本人力士に賜杯がまわってきたが、初場所はどうなることやら。

 ▼国会では外国人労働者拡大に向けた出入国管理法改正案の審議が今週、ヤマ場を迎える。外国人騎手の活躍で日本人騎手の影が薄くなったように、法改正で大勢の外国人が流入すれば日本人の雇用や賃金に影響が出るのは必至だが、論戦は消化不良のままだ。

 ▼政府は介護や建設現場などでの深刻な人手不足を一刻も早く解消したいのだろうが、せいては事をし損じる。まずは受け入れ人数の上限を決め、日本語教育など受け入れ態勢をしっかり整備するのが先だ。ちなみに最も儲(もう)かる馬券術は、やらないことです。念のため。










2018年11月25日日曜日

【産経抄】2018-11-25(日)

【産経抄】2018-11-25(日)


 大阪在住の方々には聞き捨てならない言葉だろう。カナダ生まれの社会情報学者、マクルーハンが言っている。「万国博覧会は過去のもの」。どういうこっちゃねん-と青筋を立ててはいけない。およそ半世紀前、1960年代後半の警鐘である。

 ▼発達したメディアにより世界は一つにつながる。情報が行き交う時代に、工業品や芸術品を展示室に並べるだけの形式はもう古い、と。人々の旺盛な知的欲求を、低く見積もったらしい。約6400万人もの来場者を集め、説を打ち消したのが70年大阪万博だった。

 ▼万博はしかし、70年を境にして退潮の一途をたどっている。地球の隅々を高速通信網が覆う時代を、かの学者が予見していたかどうかは寡聞にして知らない。先端技術による非日常の空間を世界に発信した大阪万博のやり方でさえ、もはや「過去のもの」とされる。

 ▼大阪が再び開催権を勝ち取った2025年の万博では、長寿社会の実現など地球規模の課題解決に挑むという。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」と壮大である。人工多能性幹細胞(iPS細胞)など、生命科学の拠点を構える関西ならではの試みだろう。

 ▼松井一郎府知事は「これまでの万博の常識を打ち破る」という。前回の大阪万博には、アポロ12号が持ち帰った「月の石」があった。通信機器の画面をなぞれば世界をあらかた知ることができる時代に、人の好奇心をくすぐる次の一手とは何か。これは難題である。

 ▼地盤沈下といわれて久しい関西だが、会場の夢洲(ゆめしま)にはカジノを含む統合型リゾート施設の誘致計画もある。万博の次を見越した勘定は、培われてきた商人気質の本領だろう。7年後、「もうかりまっせ」という関西発の凱歌(がいか)も聞きたいものである。










2018年11月24日土曜日

【産経抄】2018-11-24

【産経抄】2018-11-24


 十人十色というが、それぞれの立ち位置が表れていて興味深い。韓国政府が慰安婦問題をめぐる日韓合意に基づき設立された財団の解散を発表したことについて、在京各紙は22日付の社説で一斉に取り上げていた。それが、見事に論調が異なるのである。

 ▼「財団の一方的な解散は背信行為に等しい」。小紙の「主張」はこう断じたが、読売新聞も手厳しい。「国際常識からかけ離れた韓国の措置は到底容認できない」。日経新聞も「首脳間で確認した取り決めをないがしろにする決定で失望を禁じ得ない」と言い切った。

 ▼ところが、毎日新聞はとみると「極めて残念だ」と遠慮がちで、朝日新聞に至ってはこんなふうに直截(ちょくせつ)の批判を避けていた。「賢慮に欠けると言うほかない」。それどころか、「現実に照らしてやむを得ない措置ということかもしれない」と一定の理解すら示している。

 ▼さすがは慰安婦問題に火をつけ、韓国側と一緒になって日本糾弾を展開してきた朝日らしいなと読み進めると、社説は唐突に日本政府を戒めていた。「不都合な歴史に背を向けてはならない」。韓国による理不尽な財団解散が主題であっても、日本の非を鳴らさずにはいられないようである。

 ▼この一文から、朝日の過去記事を連想した。韓国で女性狩りをし、慰安婦にしたという吉田清治氏の証言を執拗(しつよう)に取り上げた朝日は、読者から疑問が寄せられるとこう反論していた。「知りたくない、信じたくないことがある。だが、その思いと格闘しないことには、歴史は残せない」。

 ▼吉田証言が真っ赤な嘘だと判明し、朝日が関連記事を取り消したのは周知の話である。だが、その後も朝日の上から目線と、とにかく日本が悪いと言いたがる癖は変わらない。










2018年11月23日金曜日

【産経抄】2018-11-23

【産経抄】2018-11-23


 ソウル近郊の龍仁(ヨンイン)市にある法輪寺(ポンリュンサ)(尼寺)の境内に縦に倒されたままの石碑がある。先の大戦で日本兵として戦死した、朝鮮人兵士の「帰郷祈念碑」である。韓国通の女優、黒田福美さんが、「魂を故郷に帰したい」と発案して、10年前に完成した。

 ▼当初は映画「ホタル」のモデルになった特攻隊員、卓庚鉉(タク・キョンヒョン)さん(享年24)の故郷に近い南部の町に、遺族の同意を得て建立するはずだった。ところが、反日団体の妨害で除幕式が開けない。

 
 ▼法輪寺に移されてからも、団体は撤去を迫った。石碑が倒れているのは、団体による損壊を恐れた住職の計らいであった。その顛末(てんまつ)は、『それでも、私はあきらめない』(ワック)にくわしい。

 ▼韓国政府は、2015年12月の日韓合意に基づき設立された、慰安婦財団の解散を発表した。元徴用工と主張する韓国人への賠償を日本企業に命じた最高裁の判決には、何の対応も示していない。日本海では、韓国海洋警察庁の警備艦が日本漁船に対して、理不尽な操業中止を要求していたことがわかった。日韓漁業協定で、操業が認められている海域である。

 ▼国同士の大切な約束、決まり事が、韓国政府によって石碑のように無残に引き倒されていく。日韓関係の一層の悪化を懸念する声は、反日団体の暴走とそれに迎合するメディアの論調にかき消される。「モンスター化する市民団体によって、国家のかじ取りができなくなる」。黒田さんは、30年以上も付き合ってきた韓国の行く末が心配でならない。

 ▼それでも本の題名の通りあきらめないで、韓国の魅力を講演で語り続けている。ただ、日韓友好のために汗をかいてきた人たちの間では、さすがに「あきらめ」の声も上がり始めているのではないか。










2018年11月22日木曜日

2018-11-22 青森市・中央市民センター「こども」の映写会

こどもの映写会

青森市中央市民センター
日時:11月25日(日曜日)
時間1:10時00分から10時45分まで
時間2:14時30分から15時15分まで
会場:4階 小ホール

映写内容:テーマ:イソップ物語より

「北かぜとおひさま」
北風とおひさまが力くらべをすることになりましたが…
力まかせにいうことを聞かせようとしてもいけないことを教えてくれるお話

「まがったかお」
馬を知らないこぎつねはそれが何かと狼に尋ねました。でも知ったかぶりをするとやけどをします。

対象年齢:幼児~小学校低学年

お楽しみタイム★今年度初開催!★
みんなで体操をしよう

定員:70人(先着順)

料金:無料

申込:当日直接会場へ(開場…30分前)

https://www.city.aomori.aomori.jp/chuo-center/kodomo-kyouiku/shimin-center/event/documents/kodomo-eisya.pdf









【産経抄】2018-11-22

【産経抄】2018-11-22


 日産自動車の会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)の逮捕には、謎が多い。その一つが時期である。なぜ、今週の初めだったのか。有価証券報告書への報酬減額の記載や不正な経費支出などは、数年前から行われてきた。

 ▼英紙フィナンシャル・タイムズの記事は、その謎を解くカギになりそうだ。ゴーン容疑者は、日産とフランスの自動車メーカー、ルノーとの合併計画を進め、数カ月以内に実現する見込みだった。これに対して日産の取締役会は、阻止する方法を模索していた、というのだ。

 ▼1990年代後半に経営危機に陥った日産が、ルノーからの大型投資で救われた。ルノーから送り込まれたゴーン容疑者の下で、日産は業績のV字回復を遂げた。現在は企業規模でも収益でも親会社のルノーをはるかに上回っている。

 ▼ところが資本関係を見ると、ルノーが日産株の43%を保有するのに対し、日産の持つルノー株は、15%にすぎない。ルノーの筆頭株主である仏政府は、かねて日産の経営に関与しようと試みてきた。それに抵抗してきたのがゴーン容疑者である。もっとも、今年6月にルノーの最高経営責任者の続投が決まったことで、仏政府と手を打った、との見方も出ていた。

 ▼主君が間違った行動を取ろうとすれば、諫(いさ)めて説得するのが江戸時代の武士の務めだった。それでも主君の行いが直らなかった場合はどうするか。歴史学者の笠谷和比古(かさや・かずひこ)さんによると、監禁したり隠居に追い込んだりする、主君「押込」の慣行があった。

 ▼ルノーとの合併が決まれば、日産は日本の企業ではなくなる。日産の経営幹部は、それを防ぐためにゴーン容疑者の不正を、捜査当局に内部通報した。いわば主君「押込」だったと解釈すれば、納得がいく。