2018年10月31日水曜日

2018-10-31 aomori「市からのお知らせ」第414号◆平成30年度第2回あおもり文化とアート展「劇場都市青森いまむかし」◆

11月3日(土)14:00~15:00、市民図書館7階「おはなしのへや」で、「あきのおはなし会」を開催。紙芝居や絵本の読み聞かせなど、親子、お孫さんと読書の秋をお楽しみください! 市民図書館(電話 017-776-2455)

☆★イベント情報★☆

◆平成30年度第2回あおもり文化とアート展「劇場都市青森いまむかし」◆
 堤町にかつてあった浦部玉枝劇団の舞台幕(県立郷土館所蔵)など貴重な資料を展示。平成時代の市内劇団の公演ポスター展示のほか、朗読や歌のミニ公演も開催します。
〔日時〕10月31日(水)~11月4日(日)10:00~20:00(最終入場19:30)
〔場所〕リンクステーションホール青森2階展示室
〔料金〕無料
〔問合せ〕青森市文化スポーツ振興公社(電話 017-773-7304)

◆11月9日は119番の日 消防本部指令管制室公開◆
 消防車や救急車の出動を指令する消防本部指令管制室を大公開! 119番通報の体験や、消防車や救急車のペーパークラフトのプレゼントもありますので、ぜひお越しください。
〔日時〕11月4日(日)・9日(金)9:00~16:00
〔場所〕消防合同庁舎3階(長島二丁目)
〔料金〕無料
〔問合せ〕消防本部通信指令課(電話 017-775-0851)


○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm










【産経抄】2018-10-31

【産経抄】2018-10-31


 新たな国難が降りかかってきた。韓国最高裁が昨日、新日鉄住金(旧新日本製鉄)相手に韓国人4人が起こした訴訟で、新日鉄住金敗訴の判決を下した。

 ▼4人は日本による朝鮮半島統治下で、徴用工として労働を強いられたとして、損害賠償を求めていた。元徴用工への損害賠償の問題は、1965年の日韓請 求権協定で解決済みである。国際的に見ても異様な判決というしかない。

 ▼最高裁長官を務める金命洙氏は、反日姿勢を鮮明にしている文在寅大統領によって、昨年9月に任命された。最高裁判事どころか高裁判事さえ経験していな い。麗澤大学客員教授の西岡力さんによれば、異例の人事である。金氏はその後自分と同じ左派系の裁判官を次々に指名してきた。

 ▼徴用工をめぐる裁判の流れが変わったのは、2012年に韓国最高裁が、「個人の損害賠償請求権は消えていない」との判断を下してからだ。このときの主 任判事も、やはり反日色が強かった盧武鉉政権によって任命されている。韓国の司法は、世論におもねる傾向も強い。まともな判決はもともと期待できなかっ た。

 ▼国難というのは、新日鉄住金という一企業の問題にとどまらないからだ。韓国では300社近い日本企業が「戦犯企業」に指定されている。そのすべてが今 後、訴訟対象になり得る。賠償を拒否すれば、韓国内の資産が差し押さえられる恐れもある。

 ▼昨日の日経新聞で気になる記事を見つけた。韓国政府が中心となって財団を設立し、韓国企業と日本政府、日本企業が参加する構想があるという。財団を通 じて元徴用工に慰謝料を支払うというわけか。そんな安易な妥協がけっして解決につながらないことは、慰安婦問題で骨身にしみているはずではないか。










2018年10月30日火曜日

【産経抄】2018-10-30

【産経抄】2018-10-30


 日本からブラジルへの移民は、110年前に始まった。コーヒー農園での重労働に耐えかねて、都会に逃げ出す人も少なくなかった。彼らの多くがクリーニン グ店の商売を選んだ。ポルトガル語を話す必要がなく、日本人の器用さを生かせるからだ(『ブラジルの流儀』和田昌親著)。

 ▼そんな日系人が経営するクリーニング店で、12歳の少年が働き始めた。後に労働組合の活動家を経て大統領となる。2期8年にわたり左派政権を率いたル ラ元大統領である。

 ▼2009年、16年のリオデジャネイロ五輪招致が決まった際は、人目をはばからず歓喜の涙を流したものだ。5年後には、サッカーのワールドカップの開 催も決まっていた。当時のブラジルは、「21世紀の勝ち組」の自信に満ちあふれていた。その後の暗転を誰が予想しただろう。

 ▼ルラ氏の後継者として初の女性大統領となったルセフ氏は、五輪閉幕直後に上院に罷免されてしまう。国家会計を粉飾したというのだ。ルラ氏自身、収賄罪 で有罪判決を受けて収監中である。そんな政治の混乱のなか、頭角を現したのが元軍人のジャイル・ボルソナロ下院議員(63)だった。

 ▼かつての軍事独裁政権を称賛する姿勢や社会的少数者を中傷する発言には、批判の声が上がる。とはいえ、汚職の蔓延(まんえん)と治安の悪化に疲れ果て た有権者の心を巧みにつかみ、ついに28日の大統領選決選投票で初当選を決めた。

 ▼ブラジルに暮らす約200万人の日系人は、「ブラジルのトランプ」とも呼ばれる新大統領をどう見ているのか。現地の邦字新聞「ニッケイ新聞」のホーム ページをのぞいてみた。故山本夏彦さんの名言を引用するコラムが目に留まった。「汚職は国を滅ぼさないが、正義は時に国を滅ぼす」










2018年10月29日月曜日

【産経抄】2018-10-29

【産経抄】2018-10-29


 東京での「ハロウィーン」は、どうやら10月の最終土曜日に決まったらしい。この夜は、善男善女が魔女やらお化けやらに仮装して渋谷に繰り出し、トラッ クをひっくり返したり、女性に抱きついたりと乱暴狼藉(ろうぜき)を働いてもいいらしい。

 ▼NHKの人気者チコちゃんに聞くまでもなく、古代ケルトが起源といわれる「ハロウィーン」は昔も今も10月31日で変わりない。もちろん、乱暴狼藉を 働いていいわけがない。渋谷の区長さんは事前に「モラルとマナーを持ってほしい」と参加者に呼びかけたが、無駄だった。

 ▼古代ケルトでは、11月1日から新年が始まり、前日に死者たちが家族を訪ねると信じられてきた。日本の盂蘭盆(うらぼん)に似ているが、仮面も魔よけ のためで、宗教的色彩の強い行事だった。なのに、日本でばか騒ぎの日になったのはなぜか。

 ▼「テーマパークでのパレードが発祥」「若者の変身願望に応えた」など諸説あるが、日本人は欧米の宗教行事を娯楽に変える天才のようだ。バブル時代に は、クリスマスイブに恋人とシャンパンをあけねばならぬという“信仰”が広まってフランス料理店が満杯になり、バレンタインデーに何個チョコレートをもら えるか前日からそわそわするオジサンの何と多いことか。

 ▼日本版「ハロウィーン」もそのうち落ち着くだろうが、渋谷に集う若者たちは、騒ぎを起こしたくてうずうずしているようにみえる。そんなエネルギーが 余っているなら被災地でボランティアをやればいいのに、と小言をいっても聞く耳は持つまい。

 ▼貧困にあえいで国外脱出する必要もなく、教会で銃が乱射されることもない平和ニッポンならではの光景だが、君子危うきに近寄らず。31日の夜は渋谷に 近づかない方がいい。










2018年10月28日日曜日

【産経抄】2018-10-28(日)

【産経抄】2018-10-28(日)


 国語学者の大野晋さんが約20年前に出した『日本語練習帳』にこうあった。新聞や雑誌に使われる単語の数は年間およそ3万語とされる。その5、6割は1 度しか使われない。「つまり、半分の単語は…一年に二度とお目にかかることがない」と。

 ▼大野さんは続ける。「使用度数1、あるいは一生で一度も使わないかもしれない。だからいらないのではなくて、その一回のための単語を蓄えているこ と」。手間を惜しまず豊かな語彙を身につけよ、と。物書きの端くれとして、自省とともに思い出す言葉である。

 ▼読書週間が始まった。毎日新聞の読書世論調査によると、書籍の「不読率」は52%で「読書率」45%を上回ったという。読み書きの能力に不足を感じる と答えた人は8割を超えた。言葉の世界へといざなう本を閉じれば、言語の営みが先細りするのはやむを得まい。

 ▼表紙をひとつめくるだけで言葉との出会いがあるのに、現代人はスマートフォンの上で指を滑らせるのに忙しい。膨大な量の情報に追われ、多くの時間を奪 われている。その代償として、本や新聞、雑誌のページを繰る手が疎(おろそ)かになっているなら、あまりに惜しい。

 ▼「自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすのが、読書です」と詩人の長田弘さんは書いた。とりわけコラムは、人の言葉に多くを負って いる。小欄にとって読書とは、いつ来るか分からぬ「その一回」に備えて言葉を探し、蓄える作業でもある。

 ▼人の持ち時間には限りがあり、厚い辞書の中に埋もれた言葉たちとの出会いもおのずと限られる。長田さんは「人は言葉でできている」とも書いた。このひ と言に背中を押された人は手近な朝刊を開いてくれてもいい。新聞も言葉でできている。










2018年10月27日土曜日

2018-10-27 読売新聞契約2019-09〜2020-08まで

2018-10-27(土)
 今日の午後3時過ぎに自宅のチャイムが鳴った。ドアを開けると、胸の幅くらいのダンボールを持った三十半ばの男性が立っていた。北海道から読売新聞の拡 張支援でこの地域のご家庭に新聞の一か月分が入る袋と、台所用のスポンジを配っているということだった。
 今年の8月まで読売新聞をとっていたということを話すと、とても残念そうに、「今購読されている新聞はどこの新聞ですか」と尋ねてきた。産経新聞で1年 契約だと答えると、同じような系統の新聞ですねと切り替えしてきた。するとその男性は、話を聞いてくださって、とてもありがたいということで、持っていた 洗剤3個と1kg入のお米4袋をプレゼントされた。
 産経新聞の契約が済んだら、また読売新聞を購読してもらえないかと聞いてきたので、次回は東奥日報にしようと考えていると話すと、泣きが入った。私とし ては、朝日、毎日以外だったらどこでも良いと考えていたのと、この男性がとても感じが良かったので、産経新聞の契約が終わった後で良かったら1年契約でも 良いですと話し、契約をすることにした。
 すると男性は私に、ビール飲みますかと聞いてきた。飲みますよと答えたら、車にビールがあるので持ってきますと言って取りに行った。明日は盛岡を回るそ うだ。また朝日新聞についても聞いてみたら減少していると言っていた。













【産経抄】2018-10-27

【産経抄】2018-10-27


 「いったい僕は、なぜこうみんなにいやがられるのだろう」。宮沢賢治は『よだかの星』で、見栄えが良くないと鳥仲間にばかにされ、いじめられるヨダカ に、こんな悲しい独白をさせている。「僕は今まで、なんにも悪いことをしたことがない」。幾度読んでも胸が締め付けられる。

 ▼文部科学省は25日、全国の小中高校などで平成29年度に認知されたいじめが、過去最多の41万4378件だったという調査結果を発表した。賢治の作 品ではないが、いじめは動物の世界でもありふれた現象で根絶は難しいとしても、もう少し何とかできないものか。

 ▼農学校教師でもあった賢治の物語には、実はいじめが度々登場する。『銀河鉄道の夜』の主人公は貧しく、いつも同級生にからかわれている。「ジョバンニ は、ばっと胸がつめたくなり、そこらじゅうきいんと鳴るように思いました」。

 ▼『猫の事務所』では、書記仲間に無視された主人公がしくしく泣き始め、それを見た獅子が事務所の解散を命じる。「お前たちは何をしているか。そんなこ とで地理も歴史も要ったはなしでない」。いじめが見過ごされるような学校もまた、不必要である。

 ▼地方支局勤務の新人記者だった四半世紀以上前、他紙の支局で特定記者へのいじめが始まった。別の記者になぜ彼をいじめるのかと聞き、こんな返答に唖然 (あぜん)とした。「1人をいじめ対象にすれば、その相手以外が結束できる」。大人がこれでは、子供ばかりを叱っていられない。

 ▼他者をいじめる暇があるなら、賢治を読み返して考えを改めた方がいい。ジョバンニいじめに加わらなかったカムパネルラは言う。「誰だって、ほんとうに いいことをしたら、いちばん幸いなんだねぇ」。けだし真理であろう。










2018年10月26日金曜日

2018-10-26 弘前観光コンベンション協会

*イベントピックアップ*


○10/19(金)~11/11(日)弘前城菊と紅葉まつり
 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/edit.html?id=cat02_autumn_momiji

○10/26(金)~28(日)津軽の食と産業まつり
 http://www.hcci.or.jp/txt/syokusan/

○10/28(日)ひろさきりんごハロウィン
 https://ringo-halloween.com/

○【東京開催】11/3(土祝)~4(日)第8回弘前ねぷた浅草まつり
 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/new_details.html?id=CNT00110061030391869












【産経抄】2018-10-26

【産経抄】2018-10-26


 上海の浦東国際空港は、1999年10月に開港した。日本の円借款から、400億円が拠出されている。翌年に空港を訪れたフリージャーナリストの青木直 人さんは、中国人数十人に円借款について聞いてみた。

 ▼空港の広報ウーマンを含めて、「我不知道(ウオプチタオ)(知らない)」の返事が返ってくるばかりだ。「日本人がそんなことをするわけがない」と怒り 出す人までいた(『日本の中国援助・ODA』)。中国が日本の援助を公表するどころか、反日感情の醸成に余念がなかった時期である。

 ▼日本の対中ODA(政府開発援助)は79年、当時の大平正芳首相の下で始まった。インフラ整備を中心に低金利で貸し出す円借款は10年前に終了、累計 で3兆円を超えている。経済大国となった中国に援助は不要、との声が上がりながらも無償資金協力などはその後も続いてきた。中国を訪問中の安倍晋三首相は 今日、習近平国家主席、李克強首相と会談するが、これに先立ち、ようやくODAを終了する方針を表明した。

 ▼中国政府は今になって、中国の経済発展に対する日本の貢献を積極的に報じるよう、政府系メディアに指導した。米国のトランプ政権との対立が激化する と、手のひらを返すように友好ムードを盛り上げようとしている。もちろんそんな甘言にのってはいけない。首相は百も承知であろう。

 ▼大平氏は、72年に実現した日中国交正常化に外相として立ち会った。「今はお祭り騒ぎでいいが、30年たったら事情は変わるよ」。昨日の読売新聞が、 政務秘書官に当時つぶやいた言葉を紹介していた。










2018年10月25日木曜日

【産経抄】2018-10-25

【産経抄】2018-10-25


 3年以上にもわたった監禁生活は筆舌に尽くし難い苦痛の連続だったろう。内戦が続くシリアで武装組織に拘束されていた、フリージャーナリスト安田純平さ ん(44)が解放された。帰国して元気な姿を見せてほしい。

 ▼解放の一報は、ペルシャ湾に面する小さな国カタールからもたらされた。安倍晋三首相は昨日の朝の記者会見で、特にカタールとトルコの国名を挙げて感謝 の言葉を述べていた。シリアの反体制組織に一定の影響力を持つ両国が、仲介役を務めてくれたようだ。カタールは、天然ガスの埋蔵量世界第3位を誇る。液化 天然ガス(LNG)を大量に購入してきた日本とは、もともと強い結びつきがある。

 ▼カタールが昨年6月、隣国のサウジアラビアなどアラブ4カ国から外交関係の断絶を突きつけられたニュースは、世界に衝撃を与えた。サウジは、イランと の関係を強めつつあるカタールの外交姿勢を問題視した。イランはサウジの宿敵である。

 ▼そのサウジは今、トルコのイスタンブールの総領事館で起きた記者の死亡事件をめぐって、国際社会から激しい批判を浴びている。当初無関係を主張してい たサウジ当局は、ついに関与を認めざるを得なくなった。決定的な証拠を握るトルコは、「計画的殺人」と断じている。

 ▼内戦が泥沼化するシリアでは、日本人ジャーナリストの命を守るための闘いが続いてきた。菅義偉官房長官によれば、安田さんの解放は、官邸を司令塔とす る「国際テロ情報収集ユニット」が、カタールやトルコなど関係国に働きかけた結果だった。

 ▼もちろん、武装組織との交渉の経緯を明らかにするわけにはいかない。けっして表に出ることのない、テロ対策を任務とする人たちの奮闘に敬意を表した い。










2018年10月24日水曜日

2018-10-24 aomori「市からのお知らせ」第413号◆ハロウィン献血キャンペーン◆

11月1日(木)~12月23日(日)森林博物館にて「東北おし葉標本と津軽・南部の植物標本展」を開催します。東北植物研究会会員の植物標本などを多数展示しますので、ぜひご覧ください。詳しくは、森林博物館(電話 017-766-7800)へ。

☆★お知らせ★☆

◆市営バス 実験運行◆
 市営バスでは、運行コースの設定や利用動向、収益性などを検証するため、新規路線での実験運行を約5か月間行いますので、ご活用ください。
〔実験運行期間〕10月29日(月)~平成31年3月31日(日)
〔路線〕1、新石江・西バイパス線  2、大野循環線 3、公立大学中央線 4、戸山・幸畑中央線 5、明の星通り線(乗継便)
〔備考〕主な停留所、便数、運行時刻等の詳細は市営バスホームページ( http://www.city.aomori.aomori.jp/koutsu/top.html)をご覧ください。
〔問合せ〕交通部管理課(電話 017-726-5453)

◆ハロウィン献血キャンペーン◆
 キャンペーン期間中、献血にご協力いただいたかたに、お菓子の詰め合わせをプレゼント! このほか飲み物、アイスクリームなども常時ご用意しています。Trick or Treat さぁ、献血に行ってみよう♪
〔期間〕10月25(木)~31日(水)
〔時間〕成分献血 9:30~11:50/14:00~16:20
    全血献血 9:30~12:30/14:00~17:00
〔場所〕日本赤十字社青森県支部4階青森献血ルーム(長島1-3-1)
〔問合せ〕青森県赤十字血液センター(電話 017-741-1512)



○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm










【産経抄】2018-10-24

【産経抄】2018-10-24


 日本の人口の増減がわかるのは、江戸時代の後半からである。8代将軍吉宗が、1721年から調査を命じたからだ。科学史家の板倉聖宣(きよのぶ)さんに よると、当時を境にして日本全国の人口は、減少に転じる。それに伴う年貢収納量の変化は、幕府にとって重大問題だった。

 ▼もちろん、地域によって事情が違う。長州藩や薩摩藩ではむしろ増加していた。つまり明治維新とは、江戸時代後半にも経済成長を続けていた西南諸藩が、 停滞した関東・東北勢を圧倒して起こした革命だった(『日本史再発見』)。

 ▼元号が「明治」と改元されたのは、慶応4年9月8日、陽暦で10月23日、150年前のきのうである。政府が開催した記念式典で安倍晋三首相は、「明 治の人々に倣い、どんな困難にもひるむことなく、未来を切り開いていく」と決意を表明した。

 ▼首相の念頭にあるのは、急速な少子高齢化と激変する世界情勢、内と外で日本が直面している「国難」である。確かに150年前の日本にも、西欧列強によ る植民地化の危機が迫っていた。明治政府は独立を守るために、近代国家建設に邁進(まいしん)していた。

 ▼では人口問題はどうか。農民にとっては年貢が地租に変わっただけで、生活はかえって苦しくなったとの指摘もある。ただ実際は明治以後、人口は全国で急 増する。江戸時代後期に発展が遅れた地域ほど、増加の度合いは大きかった。幕府や諸藩が何度も改革を試みながらはね返された国難を、明治という時代はいか に乗り越えたのか。

 ▼板倉さんの答えは明快である。「百姓たちは明治維新を明るい時代と感じたのである。これまでのように子どもを間引かなくて育てても、明るく何とか生き ていける時代であると感ずることができたのだ」










2018年10月23日火曜日

【産経抄】2018-10-23

【産経抄】2018-10-23


 1961年の夏、米ワシントン州の小さな島からボートをこぎ出し、日がな一日寝転んでいる日本人がいた。海に群れをなすオワンクラゲから、どうやって発 光物質を取り出すか、考え続けていた。1週間たって、ある方法を思いつく。学会にもほとんど顔を出さない、「孤高の科学者」と呼ばれた下村脩(おさむ)さ んらしい。

 ▼実験室で発光物質を研究中に副産物として発見したのが、緑色蛍光タンパク質(GFP)だった。GFPはやがて、生きた細胞の中で特定のタンパク質の動 きを追う「目印」として使われるようになり、生物学や医学を飛躍的に進展させる。その功績に対して、47年後にノーベル化学賞が贈られた。

 ▼子供の頃から化学に興味があったわけではない。中学生のとき長崎県諫早市の軍需工場で作業中に原爆を体験した。戦後の混乱期に浪人生活を送り、ようや く入学できたのが家の近くにできた長崎薬専だった。

 ▼卒業後、長崎大から名古屋大に内地留学が決まり、研究室を訪れると指導を受けるはずの教授が不在だった。代わりに受け入れてくれた教授の専門の一つが 発光生物である。クラゲの研究も米国の大学から持ちかけられた。

 ▼数々の偶然に導かれた課題に、下村さんはひたむきに取り組んだ。家族総出で実験に必要なクラゲをとり続け、17年間で85万匹にもなったエピソードは 有名である。ところが下村さんの研究の区切りがついた90年代になると、クラゲがまったく姿を見せなくなった。原因は分からない。

 ▼いずれにせよ下村さんの渡米がなかったか、あるいは時期がずれていたら、GFPの発見はなかった。90歳の天寿を全うした下村さんは著書に記してい る。「天は私を使って人類にGFPを与えたのではないか」










2018年10月22日月曜日

【産経抄】2018-10-22

【産経抄】2018-10-22


 2015年に第2次探検隊として水星に降り立った2人の宇宙飛行士は、たちまちトラブルに巻き込まれる。太陽熱から身を守るために必要な物質を取りに 行ったロボットが、戻ってこない。10年前に第1次探検隊が残していった、旧型ロボットとともに捜索に向かう。

 ▼SF小説の巨匠、故アイザック・アシモフが1942年に発表した『堂々めぐり』である。「水星はかねて太陽系の中でも悪運につきまとわれる星と言われ ているが、これはまたひどいくじをひいたものだ」。2人は嘆く。

 ▼確かに太陽系でもっとも小さく、太陽にもっとも近い水星は過酷な星である。昼間は400度以上、夜は氷点下170度まで下がる。金星や火星にほとんど 存在しない磁場が見つかり、重力が地球の3分の1しかないのに、わずかながら大気が存在する。

 ▼そんな謎に満ちた水星に向けて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「みお」の打ち上げが20日成功した。欧州の探査機に運ばれる形で、7年か けて到着する。2000年頃までに人類は水星に到達できる、とのアシモフの予想ははずれた。航行には大きな困難が伴っていたからだ。

 ▼地球より太陽に近い水星に向かうには、探査機の速度を落とさなければならず、大量のエネルギーが必要となる。燃料節約の難問を解決したのは、惑星の重 力を利用して速度や方向を変える「スイングバイ」という航法だった。小惑星「イトカワ」からサンプルを持ち帰った「はやぶさ」や小惑星「リュウグウ」に到 達した「はやぶさ2」でも使われた。










2018年10月21日日曜日

【産経抄】2018-10-21(日)

【産経抄】2018-10-21(日)


 東京の桜田門から虎ノ門へと走る道は桜田通りと呼ばれる。戦前、通りの南側には〈明治の匂(にお)いのする古風な赤煉瓦(れんが)の建物が二つ建ってい た〉と、阿川弘之さんの小説『春の城』にある。その一つが海軍省だった。

 ▼阿川さんいわく海軍はムダ、ムラ、ムリを嫌い、言葉尻を取った「ダラリ追放」の標語も掲げたという。「ジリ貧を避けようとしてドカ貧にならぬようご注 意願いたい」。日米開戦前夜、海軍相の米内光政が主戦論を懸念した言葉は、同じ文脈から出たものだろう。

 ▼社会を揺らす騒動を重ねてしまう。コスト削減という時代の求めが、人員削減を招く。人手不足に陥ったモノづくりの現場が、納期順守という市場のノルマ にあえぐ。じり貧を免れるため、不良品を良品と装うデータ改竄(かいざん)に手を染めたとすれば悲しい筋書きである。

 ▼油圧機器大手のKYBなどによる免震・制振装置の不正は、1千件を超す建物の信用を土台から揺らしている。建築基準法で「不適合」となるはずの免震装 置は、海軍省のあった辺りに建つ中央合同庁舎第1号館・本館にも使われていた。妙な因果というほかない。

 ▼不良品のムダ、品質のムラ、現場のムリ。海軍の嫌った悪とは違う形の「悪」が、立て続けに露見する製造業の不正に通底している。日本社会をむしばむ病 といえないか。となれば、禁を犯した企業にだけ責めを負わせても根治はしまい。対処に困る重い病である。

 ▼吉野弘さんは詩の一節にこう詠んだ。〈「裏」の中に「表」があります/裏を見れば表もわかるのが世の常〉と。手に取る品物、安住のよすがとする建物に 寒いものを覚えるだけではない。世界に向けて日本が売ってきた「信用」という品の、値札の正味さえ疑われるのがつらい。










2018年10月20日土曜日

【産経抄】2018-10-20

【産経抄】2018-10-20


 まず民主党から出馬し、選挙区で落選して比例代表で復活当選を果たす。その後、日本維新の会に移り、そこで2回、比例復活当選後に民進党結党に参加し、 希望の党から立候補してやはり比例復活当選する。そして国民民主党結党に加わり、現在は立憲民主党会派入りを模索している。

 ▼誰とは言わないが、ある野党系衆院議員の政治行動である。歳月の中で政治家の考え方や政治信条も移ろいゆくものかもしれないが、それにしても変節が過 ぎないか。国会議員にとって、政党とはいったい何だろうかと考えてしまう。

 ▼公職選挙法、政治資金規正法、政党助成法、政党法人格付与法…と、政党要件にかかわる法律はあるものの、日本には肝心の「政党法」がない。政党の位置 づけが曖昧であることが、有権者を愚弄するような政治家の動きを招く。

 ▼平成8年9月のことである。旧民主党を結成して厚相を辞任するという菅直人元首相に対し、薬害エイズ訴訟原告団の川田悦子さんが「新しい政党といって も理念もない」と迫ると、菅氏は言い放った。「政党なんて、そんなもんですよ」。

 ▼24年11月、当時の細野豪志民主党政調会長は新党の設立が相次いでいることについて、こう牽制(けんせい)していた。「単に(政党が)離合集散の手 段になる可能性すらある。これはまずい。ゆくゆくは政党法があった方がいい」。その細野氏も今は、政党の枠をはみ出して無所属である。

 ▼国民の税金で支払われる政党交付金は、1年で約320億円にもなる。にもかかわらず、政党はあやふやな存在であり続けている。秋の臨時国会で野党は、 またもや「モリ・カケ」問題を徹底追及するという。だが、それより足元を見直し、政党法の議論でも開始したらどうか。

 ▼『スパイの世界史』は、秘密情報好きだった英首相チャーチルの言葉を引用している。「戦時においては真実はきわめて重要なものであり、これには常に “嘘”というボディガードをつけておかなければならない」。現在は情報戦の戦時といえる。今後「真相」が明らかになっても、眉に唾を塗った方がいい。










2018-10-20 電卓8桁オーバー記号

※電卓表示




660,000,000☓300=1.98e11
------------------------------------------------------------------------
1.98e11=1.98☓10^11=198,000,000,000
------------------------------------------------------------------------
1e110^11010
1e210^2100100
1e310^31,0001000
1e410^410,000
1e510^5100,00010万
1e610^61,000,000100万
1e710^710,000,0001000万
1e810^8100,000,0001億
1e910^91,000,000,00010億
1e1010^1010,000,000,000100億
1e1110^11100,000,000,0001000億
1e1210^121,000,000,000,0001兆







2018年10月19日金曜日

【産経抄】2018-10-19

【産経抄】2018-10-19


 ディプロマシー(外交)という言葉の語源を知って驚いた。「ディ」は2、「プロ」は「プリ」(折ること)。つまり二つ折りにした文書を意味する。

 ▼折りたたむと、中の文章が秘密になる。それをこっそり読もうとするのがスパイである。スパイはスペクト(見る)から来ている。サスピション(疑惑)な どとも関係があるらしい(『スパイの世界史』海野弘著)。

 ▼トルコのイスタンブールで今月初め、サウジアラビア国籍の著名な記者が、母国の総領事館に入ったまま行方不明となった。記者が米国を拠点に、サウジの 体制に批判的な記事を書いていただけに、殺害が疑われてきた。館内で何が起こったのか。「疑惑」は世界中の注目の的となった。

 ▼カギを握るのが、トルコ当局が入手したとされる殺害の一部始終を記録した音声ファイルである。地元紙によれば、記者が着けていた腕時計型端末を通じて 録音された。事実であれば、トルコのエルドアン大統領は、外交上の切り札を手に入れている。

 ▼「秘密」の扱い次第で、王室の事件への関与まで取り沙汰されるサウジの苦境を救える立場にあるからだ。米国は同盟国のサウジに対して、史上最大規模の 武器売却契約を結んだばかり。トランプ大統領は、サウジ王室とビジネス上でも結びつきが強い。近年激しく対立している米国に恩を売る、絶好のチャンスであ る。

 ▼『スパイの世界史』は、秘密情報好きだった英首相チャーチルの言葉を引用している。「戦時においては真実はきわめて重要なものであり、これには常に “嘘”というボディガードをつけておかなければならない」。現在は情報戦の戦時といえる。今後「真相」が明らかになっても、眉に唾を塗った方がいい。










2018年10月18日木曜日

【産経抄】2018-10-18

【産経抄】2018-10-18


 東欧出身のルースティッヒといえば、シカゴのギャングのボス、アル・カポネからも大金を巻き上げた希代の詐欺師である。パリに滞在中の1925年、エッ フェル塔が修理を必要としているとの記事を新聞で読み思いつく。

 ▼自ら「逓信省長官代理」と名乗り、金属スクラップ業者を呼び出して告げた。塔の修理はコストがかかり過ぎるので、取り壊してスクラップとして売ること にした。大乗り気の業者の耳元に、賄賂を持ちかける。まんまと札束をせしめたルースティッヒは、ウィーン行きの列車に飛び乗った(『詐欺とペテンの大百 科』青土社)。

 ▼JR五反田駅に近い旅館の跡地は、約2千平方メートルの広さを持つ希少物件である。入札なら100億円にもなる東京都心の一等地を狙ったグループは、 土地の所有者や仲介業者になりすました。典型的な「地面師」の手口である。住宅大手の積水ハウスに取引を持ちかけ、約55億円をだまし取った。

 ▼警視庁捜査2課は、偽造有印私文書行使などの容疑で男女8人を逮捕した。偽のパスポートや印鑑証明は、役場で見破れないほど精巧に作られている。とは いえ、本物の土地所有者からは警告が届いていた。なぜ土地売買のプロたちが、詐欺に引っかかったのか。

 ▼不動産関係者によると、東京五輪・パラリンピックを控えて地価が高騰している土地取引は早い者勝ちの状況となっていた。詐欺師は、相手に信じ込ませれ ばよかった。この機会を逃したら損をするぞ、と。

 ▼「浜の真砂(まさご)は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」。石川五右衛門の辞世と伝えられる。米国の獄中で死んだルースティッヒも同じ意見であろ う。人間が心の弱みを抱えているかぎり、詐欺とペテンの種も尽きることはない。










2018年10月17日水曜日

2018-10-17 aomori「市からのお知らせ」第412号◆ラインメールカフェ◆

10月28日(日)は青森市議会議員一般選挙の投票日です。私たちの日常生活に結びつく、市政を担う代表者を選ぶ大切な選挙です。忘れず投票しましょう。期日前投票・不在者投票などの詳細は青森市ホームページをご覧ください(https://www.city.aomori.aomori.jp/senkyo-kanri/shigikai/notice_shigi.html)。

☆★イベント情報★☆

◆ラインメールカフェ◆
 ラインメール青森FCを応援するカフェが期間限定でオープン中♪ こだわりのコーヒーとアップルパイなどの販売のほか、日替わりで選手が来店しますのでお楽しみに!
〔期間〕10月15日(月)~10月19日(金)9:00~18:00
〔場所〕駅前スクエア(アウガ1階)
〔内容〕選手の紹介、映像上映、試合情報、ホットコーヒーなどの販売
〔問合せ〕地域スポーツ課(電話 017-718-1431)

◆鉄道の日ウィークエンドin八甲田丸◆
 10月14日の「鉄道の日」にちなみ、八甲田丸の車両甲板内に設置されている気動車内部の特別見学を行います。この機会に、ぜひお越しください。
〔日時〕10月20日(土)、21日(日)13:30~15:00
〔場所〕青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
〔内容〕気動車内の見学、高校生以下を対象に気動車内で八甲田丸シンボルマークを探そう!(参加品あり)
〔料金〕有料ゾーン観覧料…大人500円、中学・高校生300円、小学生100円
〔問合せ〕青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(電話 017-735-8150)


○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm











【産経抄】2018-10-17

【産経抄】2018-10-17


 巨人がセ・リーグのCSファーストステージ突破を果たした立役者は、ノーヒットノーランの菅野智之投手である。ただ第1戦で力投した上原浩治投手の貢献 も大きい。上原投手はスター選手では珍しく、大学浪人を経験している。

 ▼浪人時代は、警備員などのアルバイトをしながらウエートトレーニングに励んだ。野球をやりたいという強い思いが、後に成功する大きな要因となる。もっ とも、他の学部に比べて極端に難関の医学部では、1浪は現役とほぼ同じ扱いらしい。

 ▼昭和大学は15日に会見を行い、医学部の入試で同窓生の親族を優先して合格させていたと発表した。現役や1浪の受験生に加点して、2浪以上が不利な扱 いを受けていた事実も明らかになった。「現役や1浪の方が将来性が高い」。これが医学部長の釈明である。

 ▼大学によれば、得点操作は平成25年から始まった。天皇陛下の心臓手術が東大病院で行われたのは、その前年である。執刀チームの中心となった心臓外科 医の天野篤(あつし)さんは、時の人となり、技量の高さは「神の手」とたたえられた。

 ▼同時に話題になったのが、3浪して日本大学医学部に入った天野さんの学歴である。スタートの遅れを挽回するために、「人の3倍」働いて8000人近い 命を救ってきた。浪人中にはまったパチンコも、結果的には手術の腕を磨くのに役立ったと振り返る。天野さんのおかげで、医師の能力は学力とは別物だと、世 間は納得したはずなのに。

 ▼天野さんは現在、順天堂大学医学部付属順天堂医院長を務めている。その順天堂大は、過去6年の平均合格率で男女の差が全国で最も大きく、やはり不正の 疑いがもたれている。医学部入試の病巣はどこまで広がっていくのか。











2018年10月16日火曜日

【産経抄】2018-10-16

【産経抄】2018-10-16


 表裏が黒白の石を使い、相手の石を挟んだら、自分の色にひっくり返す。最終的に石の多い方が勝ち。オセロのルールはいたって単純である。もっとも1分で 覚えられても、極めるのは一生かかる、ともいわれる。

 ▼さまざまな定石が生まれ、戦術の研究も日々進んできた。そんなゲームの原型は、終戦直前の空襲で焼け野原となった水戸で生まれた。旧制中学に在学中の 長谷川五郎さんが青空授業の合間に同級生と碁石で遊ぶうちに思いついた。

 ▼大学卒業後会社勤めをしながら、玩具メーカーにアイデアを持ち込んだ。昭和48年に商品化されると、爆発的なヒットとなる。オセロの名付け親は、英文 学者の父親だった。白人の妻を持つ黒人将軍オセロを主人公とする、シェークスピアの悲劇から取った。

 ▼4年後には、世界選手権も始まっている。第42回大会はチェコ・プラハで今月、約25の国・地域から代表選手が集まって開かれた。準決勝で過去5回の 優勝経験がある日本の選手、決勝でタイの選手を破り、優勝に輝いたのは、横浜市の小学5年生、福地啓介さん(11)だった。もちろん歴代最年少である。

 ▼福地さんは、小1で国内大会の「小学生グランプリ」で優勝、7月には全日本選手権で準優勝を果たしたばかり。将棋界に旋風を巻き起こした最年少棋士、 藤井聡太七段(16)になぞらえられてきた。ところが、いきなり世界の頂点に達してしまった。

 ▼2年前に83歳で世を去った長谷川さんには、オセロの歴史をつづった著作もある。世界の強豪たちに「鉄人」「鬼神」「はやぶさ」などのニックネームを 付けて、棋譜とともに激戦の様子を紹介してきた。まだあどけなさを残す若きチャンピオンには、どんな愛称を与えただろうか。











2018年10月15日月曜日

【産経抄】2018-10-15

【産経抄】2018-10-15


 秋の学園祭シーズンだが学生の普段の「キャンパス滞在時間」は短くなっている。日本私立大学連盟の学生生活白書によると1日平均5・96時間で3年前の 調査より減少した。サークル活動などの減少が目立つ。

 ▼学内の人間関係が薄くなり、SNS(会員制交流サイト)などネット上で費やす時間が増えている。逆に所属学部・学科の満足度は減少に転じた。学生が求 めるのは「論理的に考える力」「自分の考えをまとめ分かりやすく表現する力」などで、それが身につくかが満足度を左右するとの分析だ。

 ▼そこでうってつけなのが新聞だ。我田引水はお許しいただき、学生や先生方に新聞を読むことを改めてお勧めしたい。皆つながっているようにみえるネット 上の投稿空間は、意外に同じ意見の人が集まりがちだ、と以前にも触れた。

 ▼情報伝達手段が多様化する中、責任あるメディアとして新聞はさまざまな批判を受け自戒しながら報道を続けてきた長い歴史がある。「真実と人に寄り添う 記事がある」が今年の新聞週間の標語だ。

 ▼きのうの紙面でそのことを心がけ現場で取材にあたる本紙記者の姿を紹介した。写真報道局の松本健吾(40)は米朝会談で北朝鮮の独裁者の素顔に迫ろう と息を止めてシャッターを切った。社会部の猿渡友希(32)は西日本豪雨の被災地で人々の声を丹念に集めた。

 ▼自由と民主主義を守る新聞の役割も知ってほしい。隣国の幹部が日本にきて、与党国会議員に都合の悪いことは報道させないよう呼びかけてもいる。「権力 を恐れず、俗論におもねらず、外国や特定勢力に気兼ねすることなく言論機関の使命、役割を果たす」。新聞界、とりわけ本紙が心がけてきたことだ。改めてか みしめ、読者の信頼に応えたい。











2018年10月14日日曜日

2018-10-14 インターネットにつながる電波












【産経抄】2018-10-14(日)

【産経抄】2018-10-14(日)


 東京ディズニーランドでは24時間、清掃が行われている。閉園後の真夜中も、スタッフが園全体を水洗いし、常に新品の状態で来園者を迎えるという。合格 基準は、その場で「赤ちゃんがハイハイできること」と厳しい(『掃除と経営』大森信著)。

 ▼「夢の国」とは、人々が流した「心がけ」という汗水の上に浮かぶ島だろう。ごみを見かけぬわが国の街並みも、サッカー日本代表のサポーターが海外の競 技場で行う清掃も、お国柄の発露として何の違和感もなく見てきた。実は、稀有(けう)な心がけなのかもしれない。

 ▼十数年前に取材で訪れた、エジプトの街並みを思い出す。首都カイロでは、道路わきに散乱したごみを、うまそうにはむヤギの姿に閉口した。住宅街のわず かな空き地にも家庭ごみがうずたかく積まれ、鼻をつまんだ覚えがある。いまの街並みはどう変わったろう。

 ▼エジプトの一部の小学校で、学級会や日直、掃除などの「日本式」を取り入れた教育が始まったと、先日の国際面にあった。国際協力機構(JICA)の支 援事業である。掃除なら「公共」の意識や仲間との協力、日直なら責任感が、子供たちの中で芽吹けばいい。

 ▼「夢の国」でさえ、昭和58年の開園当初は清掃員が不人気で、なり手不足に悩まされたという。エジプトで「トッカツ(特別活動)」と呼ばれる日本式教 育が根付くには、歳月が必要だろう。「公共」や「協力」がお国柄として実を結ぶまで、長い目で見守りたい。

 ▼社内や地域の清掃活動を社員総出で行う寒天メーカー、伊那食品工業(長野県伊那市)の塚越寛会長いわく「掃除は、それを行う人間も磨く」。一人の小さ な心がけも積もれば山となろう。ちり一つない街並みが、かの国にも生まれるといい。











2018年10月13日土曜日

【産経抄】2018-10-13

【産経抄】2018-10-13


 「何を言っているんだろうな、という感じだ」。北朝鮮が平成25年4月、国連安全保障理事会の対北制裁決議撤回を求めた際の記者会見で、菅義偉(すが・ よしひで)官房長官が発した言葉である。とぼけた様子が当時話題となったが、連合の神津里季生(こうづ・りきお)会長の憲法発言を聞いて、このセリフが頭 に浮かんだ。

 ▼神津氏は11日の連合中央委員会で、安倍晋三政権を牽制(けんせい)しようと訴えた。「国民世論が不確かなまま、なし崩し的な国民投票に移行すること を懸念しなければならない」。憲法96条が定める国民の権利である国民投票を、どうして連合が懸念するのか。

 ▼「将来に禍根を残すような憲法改正を見過ごすわけにはいかない」。神津氏はこうも述べたが、自衛隊を憲法に位置づけるとなぜ禍根となるのか。国民投票 で国民の判断が示されると、連合にとってまずいことでもあるのか。何を言っているのか分からない。

 ▼連合に加盟する最大の産別労組、UAゼンセンなど民間労組はもともと、憲法改正に前向きである。一方、官公労の自治労や日教組は改憲にアレルギー反応 を示す。板挟みになった神津氏としては、抽象的で焦点がぼやけた政権批判でお茶を濁すしかないのかもしれない。

 ▼神津氏はこの日の中央委に立憲民主、国民民主両党の代表を招き、来年の参院選に向けた政策協定を結ぶことも想定していたが、これも果たせなかった。連 合は選挙協力をめぐり意見に隔たりのある両党の間で、やはり股裂き状態となっている。

 ▼立憲民主党幹部は明言する。「うちにとって国民、共産両党は等間隔」。そうであるならば、立憲、国民両党を結びつけようとする連合の努力はむなしい。 いっそのこと、連合も旧総評系と旧同盟系に分裂したほうがすっきりする。











2018年10月12日金曜日

【産経抄】2018-10-12

【産経抄】2018-10-12


 先祖の話ができる人はうらやましい。10日、87歳で亡くなった初代内閣安全保障室長の佐々淳行(さっさ・あつゆき)さんのルーツをたどると、織田信長 の下で数々の戦功を挙げた佐々成政に行き着く。後に豊臣秀吉によって切腹に追い込まれる悲劇の武将である。

 ▼司馬遼太郎の『翔ぶが如く』にも登場する友房は、祖父に当たる。西南戦争で西郷隆盛側につき、奮戦した。重傷を負って監獄に収監されるもやがて許さ れ、国会議員として活躍する。佐々さんは、そんな武人の血筋に導かれるように警察官僚への道を選んだ。

 ▼当時は、日米安保をめぐる過激派闘争のまっただ中である。東大安田講堂事件からあさま山荘事件まで、数々の血みどろの現場で指揮を執りながら、先祖の 戦いぶりに思いをはせたという。過酷な体験を重ねるうちに、独自の交渉術や情報伝達術を編み出していく。それらを集約した言葉として生み出したのが、「危 機管理」だった。戦後の日本社会からすっぽり抜け落ちていた、概念でもある。

 ▼退官後は、取材や講演に引っ張りだこだった。ボランティア活動にも精を出す。多忙のなか、もう一つの才能の花を大きく咲かせた。小欄が最初に手にした 著作は、『目黒警察署物語』だった。エリート官僚らしからぬ軽妙な筆の運びに、脱帽したものだ。

 ▼それも家系を見直すと驚くに当たらない。祖父、友房は、詩人でもあった。父親の弘雄氏は、学者から朝日新聞に入り、後に政治家になった。終戦の8月 15日に書いた朝日の社説「一億相哭(そうこく)の秋(とき)」は、名論説として名高い。

 ▼「わが人生に悔いなし」。佐々さんが、平成19年に「正論大賞」を受賞したときのコメントである。武人としても文人としても人生を全うしたのだから、 当然であろう。











2018年10月11日木曜日

【産経抄】2018-10-11

【産経抄】2018-10-11


 ユニ・チャームの創業者、高原慶一朗さんが、前身となる会社を設立したのは、昭和36(1961)年である。その翌年には、米国へ視察旅行に出かけた。 一番驚いたのは、サンフランシスコのスーパーでの光景である。

 ▼女性客が山積みされた生理用品を、まるでポテトチップスを買うような気楽さでカゴに放り込んでいた。日本ではまだ、薬局の片隅で人目をはばかって売ら れていた時代である。高原さんはひらめいた。「いいものつくって、明るく売ったらいける」。

 ▼もっとも国内では、坂井泰子(よしこ)さんがすでにアンネナプキンを世に送り出し、9割のシェアを占めていた。高原さんらは商品開発に励む一方で、し らみつぶしに問屋に飛び込み売り込んだ。商品を身につけた高原さんがトイレを借りて取り出し、優秀さを説明しようとして、相手をあきれさせたものだ。

 ▼46年には、ついに生理用品で首位の座を奪う。ただ誰よりも報告したい相手は、この世にいなかった。母親のアヤコさんが前年、67歳で亡くなってい た。通夜の席上、泣き崩れた姿はその後も家族の間で語りぐさになった。本人曰(いわ)く。「強烈なマザコン」である。

 ▼5人兄弟の長男である高原さんの誕生日だけ、鯛(たい)の尾頭付きが用意された。それだけ母親の期待が大きかった。小学生の頃いじめを受けて泣いて帰 ると、「みっともないことはするもんやない」と突き放された。試験で学年3番になったと報告しても、返ってきた言葉は「なんや3番か」である。

 ▼以来1番をめざしてがむしゃらに突き進んできた、高原さんの訃報が届いた。87歳だった。会社は幾度もあったピンチを乗り越え、現在は紙おむつでも トップに立つ。高原さんは胸を張って母親に報告できそうだ。










2018年10月10日水曜日

2010-10-10 aomori「市からのお知らせ」第411号◆しんまちハロウィンストリート◆

10月から青森駅の東西をつなぐ自由通路の工事が始まります。工事に伴い、青森駅前の駐輪場・駐車場の機能を移転しますので、ご理解とご協力をお願いします。駐輪場等の移転について詳しくは、広報あおもり10月1日号をご覧ください。

☆★イベント情報★☆

◆しんまちハロウィンストリート◆
 ワークショップや国際交流ブースなどに参加して、ハロウィン気分を盛り上げよう! 思い思いの仮装をして新町のお店を回ると、お菓子のプレゼントがもらえます♪ 
〔日時〕10月13日(土)10:00~15:00 ※9:00~16:00交通規制あり
〔場所〕新町通り(八甲通り交差点~柳町通り交差点)
〔内容〕親子で作るりんごジャック・オー・ランタン、ハロウィンワークショップ、国際交流ブース、飲食ブースなど
〔問合せ〕新町商店街振興組合(電話 017-775-4134)

◆青森まるっとよいどころ祭り◆
 青森公立大学生が企画・運営する県内自治体のPRイベント! 県内の魅力あふれる特産品が大集合しますので、ぜひお越しください。
〔日時〕10月13日(土)10:00~15:00 ※9:00~16:00交通規制あり(しんまちハロウィンストリートと同時開催)
〔場所〕新町通り、新町キューブ
〔内容〕県内特産品の展示・実演・販売、スタンプラリー、ワークショップなど
〔問合せ〕青森公立大学地域連携センター(電話 017-764-1589)



○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm











【産経抄】2018-10-10

【産経抄】2018-10-10


 認知症の進んだ祖母は、しばしば家を抜け出して徘徊(はいかい)する。孫の奈々子が、懸命に行方を捜していると、携帯に祖母からメールが届く。笑顔の絵 文字だけが延々と続いていた。作家、大岡玲さんによる「絵文字」をテーマにしたショートショートである。絵文字は日本で生まれ、世界に広がった。

 ▼インターポールの名で知られる国際刑事警察機構(ICPO)の孟宏偉総裁が、中国に一時帰国中に消息不明となった。フランスに残った妻にあてたメッ セージにも、絵文字が使われていた。ただし笑顔でもハートマークでもない。禍々(まがまが)しい刃物の絵文字である。

 ▼孟氏は姿を見せないまま、辞表を提出した。中国政府は、収賄容疑などで調べていると発表するだけだ。孟氏は、汚職を摘発され無期懲役となっている元最 高幹部、周永康氏の側近とされる。周氏はかつて習近平国家主席の政敵だった。となれば、権力闘争の臭いがぷんぷんする。

 ▼ICPOは、犯罪者の国際指名手配やテロ関連情報などを扱っている。2年前に初の中国人総裁が誕生した際、人権団体から懸念の声が上がった。中国政府 が、国外逃亡中の反体制派追跡のために悪用するというのだ。

 ▼それが一転して、国際機関のトップの身柄拘束に踏み切った。100日以上も姿をくらましていた国際的な人気女優の消息が、最近になってようやく伝えら れたばかりである。異常事態の連続には、懸念を通り越して背筋が寒くなってくる。

 ▼習氏は、昨年北京で開かれたICPOの総会の演説で強調していた。「ますます多くの国民が、(中国を)世界で最も安全な国の一つと考えるようになっ た」。国民が次々に失踪していく国の指導者が、ブラックユーモアを披露したとしか思えない。











2018-10-10 地方自治体が行っている国際交流で日本に来ている韓国人は何を思っているのだろうか

韓国政府が日本国に対して嫌がらせを増長してきている。此のような状況の中で、地方自治体が行っている国際交流で日本に来ている韓国人は何を思っているのだろうか。聞いてみたいものだ。

日本国内では慰安婦問題は朝日新聞が捏造したいうことを認め、謝罪記者会見を開いたという事実がある。当然のことながら韓国政府も承知しているものと考えるが、何しろ情緒において判決が変ってしまうお国柄、民衆にその事実が伝わっていないことが問題なんだろう。

昨今、旭日旗が問題になっているが、朝日新聞も旭日旗柄を社旗としている。韓国の朝日新聞支社への攻撃があってもおかしくないと思えるのだが、未だに攻撃があったとは聞いていない。韓国に有益な情報をもたらすのであれば全て黙認するのだろう。。

青森市では国際交流員としてイファ・カドーガンというアイルランド人と、韓国人のキム・ジヒという人物がいるようです。青森市のメールマガジンを担当しています。


国際交流員メールマガジン

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2018年10月9日火曜日

2018-10-09 なぜ日本人には虫の「声」が聞こえ、外国人には聞こえないのか?

2017.01.10
30144 by 伊勢雅臣
『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』

なぜ日本人には虫の「声」が聞こえ、外国人には聞こえないのか?

この虫の鳴き声を「声」として認識できるのは、世界中で日本人とポリネシア人だけという事実

誰しも一度は耳を傾けたことがある、虫の声ですが…、この虫の鳴き声を「声」として認識できるのは、世界中で日本人とポリネシア人だけという事実をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、そのメカニズムを紐解きながら、わたしたち日本人の「全世界に対する責務」についてが論じられています。

日本語が作る脳
東京医科歯科大学の角田忠信教授が、1987年1月にキューバのハバナで開かれた第一回国際学会「中枢神経系の病態生理学とその代償」に参加した時の事である。キューバではいまだ戦時体制が続いており、西側諸国からの参加者は角田教授一人だった。開会式の前夜に歓迎会が開かれ、東欧圏から大勢の科学者が参加していた。キューバ人の男性が力強いスペイン語で熱弁をふるう。

しかし、教授は会場を覆う激しい「虫の音」に気をとられていた。なるほど暑い国だな、と感心して、周囲の人に何という虫かと尋ねてみたが、だれも何も聞こえないという。教授には「蝉しぐれ」のように聞こえるのに!

午前2時頃、ようやくパーティが終わって、キューバ人の若い男女二人と帰途についたが、静かな夜道には、さきほどよりももっと激しく虫の音が聞こえる。教授が何度も虫の鳴く草むらを指して示しても、二人は立ち止まって真剣に聴き入るのだが、何も聞こえないようだ。不思議そうに顔を見合わせては、お疲れでしょうからゆっくりお休みください、というばかりであった。

教授は毎日、この二人と行動をともにしたが、3日目になってようやく男性は虫の音に気づくようになった。しかし、それ以上の感心は示さなかった。女性の方は、ついに一週間しても分からないままで終わった。どうも日本人の耳と、外国人の耳は違いがあるようだ。

左脳と右脳
こうした聴覚の違いを切り口に、角田教授は日本人の脳が他の民族の脳と違う点を生理学的に追求してきた。その結果が驚くべき発見につながった。人間の脳は右脳と左脳とに分かれ、それぞれ得意分野がある。右脳は音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音を処理する。左脳は言語脳と呼ばれ、人間の話す声の理解など、論理的知的な処理を受け持つ。ここまでは日本人も西洋人も一緒である。

ところが、虫の音をどちらの脳で聴くかという点で違いが見つかった。西洋人は虫の音を機械音や雑音と同様に音楽脳で処理するのに対し、日本人は言語脳で受けとめる、ということが、角田教授の実験であきらかになった。日本人は虫の音を「虫の声」として聞いているということになる。

キューバ人にとっては、会場を覆う激しい虫の音も、いつもの騒々しい雑音だと慣れてしまえば、意識にのぼらなくなってしまう。我々でも線路沿いに長年住んでいれば、騒音に慣れて、電車が通っても意識しなくなってしまうのと同じ現象なのだろう。しかし、虫の音は日本人は人の声と同様に言語脳で聞いているので、雑音として聞き流すことはできない。スペイン語の熱弁と激しい虫の音は、教授の左脳でぶつかっていたのだ。

このような特徴は、世界でも日本人とポリネシア人だけに見られ、中国人や韓国人も西洋型を示すという。さらに興味深いことは、日本人でも外国語を母国語として育てられると西洋型となり、外国人でも日本語を母国語として育つと日本人型になってしまう、というのである。脳の物理的構造というハードウェアの問題ではなく、幼児期にまず母国語としてどの言語を教わったのか、というソフトウェアの問題らしい。

左脳か、右脳かの実験
この違いを考察する前に、こうした結果がどのような実験で得られたのか、簡単に見ておこう。人間の耳から脳への神経系の構造は、左耳から入った音の情報は右脳に行き、右耳から入ると左脳に行く、という交叉状態になっている。

そこで、左右の耳に同時に違ったメロディーを流して、その後で、どちらのメロディーを聴きとれたかを調べると、常に左耳から聴いた方がよく認識されている事が分かる。これで音楽は、左耳、すなわち、右脳の方が得意だと分かる。同様に、違う言葉を左右から同時に聴かせると、右耳、すなわち左脳の方がよく認識する。我々がほとんどの場合、右耳に受話器をあてるのは、このためだそうだ。さらに複雑なテスト方法もあるが、これが最も基本的な実験方法である。

こういう実験で、いろいろな音で、左脳と右脳の違いを調べると、音楽、機械音、雑音は右脳、言語音は左脳というのは、日本人も西洋人も共通であるが、違いが出るのは、母音、泣き・笑い・嘆き、虫や動物の鳴き声、波、風、雨の音、小川のせせらぎ、邦楽器音などは、日本人は言語と同様の左脳で聴き、西洋人は楽器や雑音と同じく右脳で聴いていることが分かった。

アメリカでの虫の音?
虫の音と言えば、筆者にもこんな個人的な体験がある。ボストンから内陸部に車で2時間ほど入った人里離れた山中で、見晴らしの良い所があったので、車を止めて一休みしていると、昼間なのに虫がしきりに鳴いている。

それを聞いているうちに、ふと、そう言えばカリフォルニアに4年も住んでいたが、虫の音に聴き入った覚えがないな、と気がついた。乾燥したカリフォルニアでも沿岸部にはかなり緑も多い。しかし私の記憶の中の光景では、なぜか常に豊かな緑がシーンと静まりかえっているのだ。やかましい蝉しぐれだとか、秋の夜長の虫の音だとかは、どうしても思い出せない。

アメリカ人が虫というとまず思い浮かべるのは、モスキート(蚊)、フライ(蠅)、ビー(蜂)など、害虫の類だ。アメリカでは蜂はまだしも、蚊や蠅はほとんどお目にかからない。だからたまに蠅を見かけると、とんでもない不衛生な所だという感じがする。文明生活の敵だとして、とことん退治してしまったのだろうか?

また昆虫を示す単語には、悪い語感が付随している場合が多い。「insect」には「虫けらのような人、卑しむべき人」という使い方があり、「bug」は、「悩ましい、てこずらせる」から、転じてソフトウェアの「バグ」などと使われる。日本語なら「虫けら」とか、蚤、シラミのイメージだ。

虫はすべて害虫であり、その鳴く音も雑音と同様に聞くとなれば、蚊や蠅を退治する殺虫剤で、見境なく一緒に全滅させてしまったとしても無理はない。

虫の音に聴き入る文化
日本では対照的に、虫の音に聴き入る文化がある。現代でもコオロギ類の画像と鳴き声を納めたインターネットサイトから、飼育法を解説した書籍まで無数にある。「虫の声」という以下の童謡は、虫の音に聴き入る文化が子供の頃から親しまれている一例である。

あれ松虫が鳴いている
チンチロ チンチロ チンチロリン
あれ 鈴虫も鳴き出した
リン リン リン リン リーン リン
秋の夜長を鳴きとおす
ああ おもしろい 虫の声

この伝統は古代にまで遡る。

夕月夜心もしのに白露の置くこの庭にこおろぎ鳴くも
(万葉集、しのに:しっとりと濡れて、しみじみした気分で)

近世では、明治天皇の御製が心に残る。

ひとりして
しづかにきけば
聞くままに
しげくなりゆく
むしのこゑかな


一人静かに耳を傾けると、虫の声がより一層繁く聞こえてくるという、いかにも精密な心理描写である。また虫の「声」という表現が、すでに虫の音も言語脳で聞くという角田教授の発見と符合している。もう一つ明治天皇の御歌を引いておこう。

松虫や鈴虫など、さまざまな虫がさまざまな声で鳴いている。それらの声に「生きとし生けるもの」のさまざまな思いが知られる、というのである。人も虫もともに「生きとし生けるもの」として、等しく「声」や「思い」を持つという日本人の自然観がうかがわれる。虫の音も人の声と同様に言語脳で聞く、という日本人の特性は、この文化に見事に照応している。

犬は「ワンワン」、猫は「ニャーニャー」
角田教授の発見では、虫の音だけでなく、そのほかの動物の鳴き声、波、風、雨の音、小川のせせらぎまで、日本人は言語脳で聞いているという。これまた山や川や海まで、ありとあらゆる自然物に神が宿り、人間はその一員に過ぎないという日本古来からの自然観に合致している。

※※
幼稚園から小学校の4、5年ぐらいの日本の子供に、犬はなんといって鳴くかというと、ワンワンというにきまっているのです。マツムシはチンチロリンという。外国人に聞きますと、ひじょうに困るのです。なんというていいか一生懸命考えて記憶を呼び出して、ウォーウォーといったり、ワーワーと言ったり。
(『右脳と左脳』p122 対談者の園原太郎・京都大学名誉教授(心理学)の発言)
※※

日本の子供が「ワンワン」と答えるのは当然である。親が犬を指して「ワンワン」と教えるのであるから。同様に猫は「ニャーニャー」、牛は「モーモー」、豚は「ブウブウ」、小川は「サラサラ」、波は「ザブーン」、雨は「シトシト」、風は「ビュウビュウ」。まるで自然物はすべて「声」をもつかのようである。

このような擬声語、擬音語が高度に発達しているという点が、日本語の特徴である。幼児がこれらを最初から学んでくれば、虫や動物の鳴き声も自然音もすべて言語の一部として、言語脳で処理するというのも当然かもしれない。あるいは、逆に、言語脳で処理するから、言語の一部として擬声語、擬音語が豊かに発達したのか?

いずれにしろ、自然音を言語脳で受けとめるという日本人の生理的特徴と、擬声語・擬音語が高度に発達したという日本語の言語学的特徴と、さらに自然物にはすべて神が宿っているという日本的自然観との3点セットが、見事に我々の中に揃っているのである。

人種ではなく、母国語の違い
角田教授の発見で興味深いのは、自然音を言語脳で受けめるという日本型の特徴が、日本人や日系人という「血筋」の問題ではなく、日本語を母国語として最初に覚えたかどうかという点で決まるということである。

その端的な例として、南米での日系人10人を調査したデータがある。これらの日系人は1名を除いて、ポルトガル語やスペイン語を母国語として育った人々で、その脳はすべて西洋型であった。唯一日本型を示した例外は、お父さんが徹底的な日本語教育を施して、10歳になるまでポルトガル語をまったく知らずに過ごした女性であった。その後、ブラジルの小学校に入り、大学まで出たのだが、この女性だけはいまだに自然音を言語脳でとらえるという完全な日本型だった。

逆に朝鮮人・韓国人はもともと西洋型なのだが、日本で日本語を母国語として育った在日の人々は、完全な日本型になっている。

こう考えると、西洋型か日本型かは人種の違いではなく、育った母国語の違いである可能性が高い。「日本人の脳」というより、「日本語の脳」と言うべきだろう。角田教授の今までの調査では、日本語と同じパターンは世界でもポリネシア語でしか見つかっていない。

違うがゆえに独創的なものが生まれる
日本語による脳の違いとは、我々にとってどのような意味を持つのだろうか? 理論物理学者の湯川秀樹博士は、角田教授との対談でこう語る(『右脳と左脳』p114)。

※※
つまり日本人はいままでなんとなく情緒的であるというていた。(西欧人が)論理的であるのに対して、より情緒的であるといっていたのが、構造的、機能的、あるいは文化といってもいいけれども、そういうところに対応する違いがあったということが、角田さんのご研究ではっきりしたわけです。
※※

そうするとそこで私が考えますことは、その違うということを生かすという方向です。違うということは上とか下とかいうことではなくて、その違いということを生かす。(中略)違うがゆえに独創的なものが生まれるのである。西洋に比べてあかん、劣っているという考え方が根深くあったけれども、そういう受け取り方をしたら劣等感を深める一方です。

「違うがゆえに独創的なものが生まれる」とは、独創的な中間子理論でノーベル賞を受賞した湯川博士の言葉だけに重みがある。日本語の脳の違いは人類の多様性増大に貢献しているわけで、「虫の音に耳を傾ける文化」などは人類全体の文化をより豊かにする独創的なものと言える。

こうした「生きとし生けるもの」の「声」に耳を傾けるという自然に対する敬虔な姿勢は、今後「宇宙船地球号」の中ですべての生命と共生していくために貴重な示唆を与えうる。

我々が受け継いだこの「日本語の脳」の違いを意識的に極め、その独創性をよりよく発揮していくことは、我々日本人の全世界に対する責務とも言えるだろう。

文責:伊勢雅臣

【産経抄】2018-10-09(お休み)

【産経抄】2018-10-09(お休み)












2018年10月8日月曜日

【産経抄】2018-10-08

【産経抄】2018-10-08


 1917年4月、ニューヨークで誰でも出品できる美術展が開かれることになった。直前になって送られてきたのが、男性用便器に「R・マット」と偽の署名 をしただけの作品「泉」である。果たして芸術作品といえるのか。議論の末に出品は拒否される。

 ▼作者はフランスの美術家、マルセル・デュシャンだった。美術展の実行委員の一人でもあったデュシャンは、便器の写真とともに抗議文を雑誌に掲載する。 美術史上名高い「リチャード・マット事件」である。「泉」はその後行方不明となり、複製品しか残っていない。それでも、現代美術にもっとも大きな影響を与 えた作品ともてはやされてきた。


 ▼101年後、またもや美術界を揺るがす「事件」が起こった。ロンドンの競売大手サザビーズで5日、一枚の絵画が104万2千ポンド(約1億5500万 円)で落札された直後、額縁に仕掛けられたシュレッダーによって切り刻まれた。作者である正体不明の路上芸術家、バンクシーの仕業である。

 ▼バンクシーはこれまで、世界中に出没し反戦や反資本主義をテーマにした落書き絵を描いてきた。ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンの大英博 物館に忍び込み、自分の作品を勝手に展示して物議を醸したこともある。

 ▼バンクシーはインターネット上で、ピカソの名言を引用しながら自らの「犯行」を明かした。「いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ」。バンクシーが 破壊しようとしたのは、特定の作品だけが高額で取引される美術界のシステムだろうか。

 ▼もっとも切り刻まれたおかげで、作品の価値がさらに高まる可能性もある。今回のいたずらは、デュシャンが起こした事件と同じく、芸術とは何かを問いか けている。











2018-10-08 弘前市:Cross.S ~音×食×クラフトのフェスティバル~

Cross.S~音×食×クラフトのフェスティバル~




 今年は、メインアーティストに「家入レオ」を迎え、地元 アーティストも多数出演します!   
青森県内の食材をふんだんに使用したグルメを味わう「津軽はらぺこフェ ス」や、みんなで弘前公園にりんご畑を作り出す「りんごちょうちん」作りも開催! 秋の弘前を楽しむコンテンツ満載でお送りします。

《弘前市民会館》
 ・「家入レオ 単独ライブ」は予定どおり実施

《弘前公園市民広場》
・特設ステージの野外ライブは中止
・フードコート「津軽はらぺこフェス」は、弘前青年会議所ブース(おごっつぉけやぐ鍋)のみ実施
・りんごちょうちん「Lighting Night」は、予定通り実施

※台風25号の接近により屋外の事前準備等に影響が発生する可能性が高 いため、開催内容を一部変更して実施します。


2018-10-08 午前8時45分、弘前城追手門ライブカメラ。本日は快晴なり!!!
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyou/livecam/outemon.html














2018年10月7日日曜日

【産経抄】2018-10-07(日)

【産経抄】2018-10-07(日)


 わが家にはこの夏、2週間ほど居候の客がいた。どこから来たのか、壁と棚の隙間を出入りしていたのは幼いコオロギである。「ろくな食べ物もなかろう」と 同情を催し、庭草に放してやった。虫のすだきを耳にする度、草陰に消えた小さな命を思い出す。

 ▼「すだく」は漢字で「集く」と書く。虫たちの唱和はなるほど、声をかぎりにわが夜を謳歌(おうか)する命の集いだろう。日本では古代から歌や詩に詠み 込み、アングロサクソン系の人々は「雑音」だとして聞き捨てた。「日本人は虫の音を左脳で聞き、欧米人は右脳で聞く」の説がうなずかれる。


 ▼万葉集には〈陰草(かげくさ)の生ひたる宿の夕かげに 鳴く蟋蟀(こおろぎ)は聞けど飽かぬかも〉と声に聞きほれる歌があり、〈蟋蟀の待ち悦(よろ こ)べる秋の夜を 寝(ぬ)る験(しるし)なし枕と我は〉と夜長を持てあます歌もある。「耳の秋」から咲いた詩情の花といえる。

 ▼虫のすだきに目がさえる夜も、あとどれほど続くだろう。8日は二十四節気の「寒露」で、半月もすれば「霜降」を迎える。さわやかな秋涼はつかの間、庭 草に結んだ朝露は、やがて霜へと変わる。先を急ぐ暦の足音がうらめしい。

 ▼と、深まる秋を書き進めたところで、新潟県では6日の最高気温が35度を超えたとのニュースが届いた。「異常」と呼ばれる空の変転には慣れているもの の、虫たちにとっては歌声の調子が狂う迷惑な秋だろう。手元の国語辞典を繰ると「すだく」には「呻く」の字もある。うめく、か…。

 ▼コオロギは成虫になった後、ひと月半ほどで短い命を閉じる。彼とも彼女とも知れぬこの夏のお客が、暦を逆さにめくる無情の空模様に負けず、天寿を全う してくれればいいが。詩情と異常の行き交う秋に、草花を揺らす澄んだ声まで呻吟(しんぎん)に聞こえてくる。











2018年10月6日土曜日

【産経抄】2018-10-06

【産経抄】2018-10-06


 至極当然の判断である。政府は5日、韓国側が求める国際観艦式での自衛艦旗(旭日旗)の掲揚自粛を拒否し、海上自衛隊の派遣を中止した。「海上自衛官に とって誇りの旗」(河野克俊統合幕僚長)であり、国際的に認められている旭日旗を除こうとした韓国のやり方は、主権侵害だといえる。

 ▼多くの国の海軍は、民間船と区別するため軍艦旗を掲げている。自衛艦旗の掲揚は自衛隊法などの国内法令で義務づけられており、それを「戦犯旗」と呼ぶ 韓国の主張は、一分の理もない言いがかりにすぎない。


 ▼元時事通信ソウル特派員の室谷克実さんによると、韓国が旭日旗を目の敵にし出したのは割と最近である。韓国紙、中央日報のインターネット上の日本語版 サイトで検索すると、2000年から10年までの11年間で、旭日旗という言葉が出てきた記事は1本だけだという。

 ▼それが今のような騒ぎになったのは、11年のサッカー・日韓戦がきっかけだとされる。韓国の奇誠庸(キ・ソンヨン)選手が日本人をサルになぞらえる侮 蔑行為をし、とがめられると「観客席の旭日旗を見てカッとなった」と言い訳したことで火がついた。

 ▼「韓国国民の感情や歴史的経験について、日本側が十分に考慮しないといけない」。康京和(カン・ギョンファ)外相は4日の記者会見で訴えていた。だ が、韓国の根拠なき思い込みや都合のいい歴史観に付き合う義理は、日本にはない。

 ▼実は、韓国が首相や閣僚の靖国神社参拝に目くじらを立て始めたのも、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権(03~08年)以降である。「日本と戦争をしていな い韓国が、なぜ参拝に反対するのか」。日本の外交官が尋ねると、韓国側は「中国が批判しているから、韓国も何か言わないと、と思って」と答えた。もはや何 をか言わんやである。











2018年10月5日金曜日

2018-10-05 弘前観光コンベンション協会

*弘前市内イベント情報のお知らせ*

○10/6(土)自衛隊創立記念行事 市中パレード・記念式典
 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/kurashi/jieitai-kinenngyouji.html

○10/7(日)弘前・白神アップルマラソン→【中止】
 http://applemarathon.jp/

○10/7(日)~8日(月祝)ひろさきハイカラ庭園:藤田記念庭園→【中止】
 http://www.hirosakipark.or.jp/highcolor/index.html

○10/8(月祝)Cross.S~音×食×クラフトのフェスティバル~:
  →【開催内容の一部中止・変更あり】
 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/hdw/cross_s2018.html


※台風25号が青森県に接近しています。今後の台風情報にご注意ください。











【産経抄】2018-10-05

【産経抄】2018-10-05


 東京大空襲で築地市場はほとんど無傷だった。米軍は早くから、使い道があると判断していたらしい。接収は昭和20年秋から始まった。青果部の施設は、米 軍のための洗濯工場となる。米国から最新鋭の機器が運び込まれ、日本人の従業員が昼夜2交代で作業していた。

 ▼『築地市場 クロニクル1603-2018』(朝日新聞出版)には、洗濯工場の様子を伝える貴重な写真を含めて、約400枚が掲載されている。築地市 場の83年の歴史をたどる一冊は、明日6日に営業を終え、豊洲市場に移転するのにあわせて刊行された。


 ▼著者の福地享子(きょうこ)さんは、水産仲買の文化団体「築地魚市場銀鱗(ぎんりん)会」の事務局長である。会は市場内で図書室「銀鱗文庫」を運営し てきた。書棚には、魚市場が日本橋にあったころからの資料から水産関係の文献まで約1万冊がそろっている。福地さんが大いに利用したのは言うまでもない。

 ▼「下駄履いてすずしき河岸(かし)の往還(ゆきかえ)り」。「魚河岸の文人」として知られた故尾村馬人(ばじん)さんの句である。江戸時代から続く魚 問屋を経営し、仲間とともに「銀鱗会」を組織した。尾村さんには、句集など10冊以上の著作がある。

 ▼「魚河岸俳句会」を主宰して、毎月1回開いた句会には著名な俳人も参加していた。句会は「フグ供養」なる季語も生んでいる。文人は尾村さんだけではな い。昔は河岸がひけた後、歌舞伎や芝居見物に出かける市場関係者の姿がみられた。絵画や短歌も盛んだった。

 ▼11日に開場する豊洲市場の一角に、銀鱗文庫も移転する。厳しい財政事情から、スペースは小さくなり蔵書の一部は処分せざるを得なかった。新たな魚市 場は、築地市場のにぎわいとともに、文化の香りも引き継いでほしい。











2018-10-05 名古屋市のお風呂マップ

守山区
昭和区瑞穂区西区千種区
中区中川区中村区東区北区



港区
南区緑区天白区熱田区
名東区














2018年10月4日木曜日

【産経抄】2018-10-04

【産経抄】2018-10-04


 「光の魔術師」とも呼ばれる17世紀の画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)に「手紙を書く婦人と召使い」という作品がある。実は2度も盗 難に遭っている。最初は1974年4月、アイルランドの個人宅から強奪された。

 ▼ロンドンで無差別テロを繰り返していた、武装組織IRAの犯行である。メンバーが別の事件で逮捕され、絵も発見された。12年後、今度は闇マーケット で売りさばくのが目的の犯行だった。幸い泥棒は警察のおとり捜査に引っかかり、名画は再び無事に戻った。過去には、世界の美術界を震撼(しんかん)させた 贋作(がんさく)事件も起こっている。

 ▼犯罪者が目を付けるのは、その希少性である。フェルメールの現存作品は、わずか三十数点にすぎない。そのうち国内の展示では最多となる9点が集結する 「フェルメール展」が、明日から東京・上野の森美術館で開かれる。「手紙を書く婦人と召使い」や美術の教科書にも載っている「牛乳を注ぐ女」も含まれてい る。

 ▼世界的に知名度の高い画家だが、日本では特に空前のブームが続いている。書店の棚には、フェルメールの解説本がずらりと並ぶ。何年もかけて作品を所蔵 する美術館を訪ね歩く、「巡礼」の旅に出る人も後を絶たない。

 ▼フェルメールは死後長く忘れられていた。19世紀後半にフランスの画商が発表した論文がきっかけとなって、人気が高まっていく。「フェルメールが5千 ポンドで売れた」。アガサ・クリスティは1953年に出した『葬儀を終えて』の中で、英国の新聞に掲載されたこんな記事を紹介している。

 ▼名探偵ポアロによれば当時の5千ポンドは、「店を借りて喫茶店が開ける」ほどの価値である。今ならその100倍以上の値がついてもおかしくない。











2018-10-04 引用抜粋:百田尚樹氏の著書「今こそ、韓国に謝ろう」

百田尚樹氏の著書「今こそ、韓国に謝ろう」

引用抜粋

日本は朝鮮半島の子どもたちの自由を奪った。その最たるものが、朝鮮の子供たちに学校へ通うことを強制したのです。当時の朝鮮の文盲率が80~90%以上であったことから、近代的な仕事では使い物にならないという理由で朝鮮半島に、約4300もの小学校を建設しました。実際、機械の仕様書や仕事の割当表など文字が読めないと理解できないということです。また、計算も出来ないようであれば、お金を扱うことも出来ないからです。

アフリカや東南アジア、インドなどを植民地にしていたヨーロッパ諸国は、日本のような考えは全く無く、オランダに関しては約200年間植民地にしていたインドネシアには、現地の子供が通う学校が一つも作られませんでした。これはアフリカや東南アジアを支配していたイギリスやフランスも同様です。

日本政府はすべての教育の基本は文字であるという考え方を持っていましたが、当時の朝鮮では人口の10%程度の両班(支配階級)だけが漢文という中国語を使い公文書などを作成していました。しかし普段使用している言葉が朝鮮語である以上、漢文ではうまくいきません。

朝鮮半島は15世紀の半ばまで自国の言葉を表す文字を持っていませんでしたが、李氏朝鮮四代目の世宋が作らせたハングルは両班からは「劣等文字」「下賤の者が使う文字」という認識がされていました。また朝鮮自身が中華帝国の一部であり、朝鮮語は方言という認識を持っていたため、民族固有の文字を持っていた、モンゴル、チベット、日本などは野蛮人であり未開人という評価であり、漢字こそが唯一の文字であるという認識でした。

しかし日本政府は、あえてこの文字の習得を小学校の必須科目にしたのです。つまり日本政府は下層階級が使う文字とされていた「ハングル」を朝鮮全土に彼らの意向も聞かずに勝手に広めてしまったのです。

今日、韓国においては、漢字は、名前を除いてほとんど絶滅してしまい、新聞や書籍に書かれている文字は全て「ハングル」です。日本が一国の文字文化を完全に変えてしまったということです。

これでは韓国人が怒るのも当然です。。。

朝鮮併合時代に日本が無理やり4300もの小学校を建てて、申し訳ありませんでした。

漢字を強制的に劣等文字である「ハングル」にかえてしまって、申し訳ありませんでした。。

このように、韓国に謝罪することが、百田尚樹氏の著書「今こそ、韓国に謝ろう」に書かれていますので、日本国民は一読して、みんなで韓国に謝りましょう!!!!!












2018年10月3日水曜日

2018-10-03 aomori「市からのお知らせ」第410号◆八甲田紅葉シャトルバス◆

10月6日(土)11:30からABA青森朝日放送で、15分特集番組「今こそCHANGE!~むつ湾を守る保全活動~」を放送します。陸奥湾の環境を守るために沿岸市町村と連携して行っている取組等を紹介しますので、ぜひご覧ください!

☆★イベント情報★☆

◆八甲田紅葉シャトルバス◆
 美しい紅葉が見ごろを迎える八甲田を周遊するシャトルバスが期間限定で運行します。澄んだ空気の中、今しか見られない絶景をお楽しみください!
〔運行日〕10月6日(土)・7日(日)・8日(月)・13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)
〔停留所〕ねぶたの家ワ・ラッセ前(8:45発)~八甲田山雪中行軍遭難資料館~雪中行軍遭難記念像~田代高原(昼休憩)~谷地温泉(※)~睡蓮沼~地獄沼~酸ケ湯温泉(※)~城ケ倉大橋~ホテル城ケ倉(※)~八甲田ロープウェー(※)~萱野高原(休憩)~ねぶたの家ワ・ラッセ(16:00到着予定)
〔利用料金〕大人2,500円、小人1,000円(要事前予約)※は途中下車可(ただし同料金)
〔問合せ〕JTSみちのく(株)(電話 017-752-1705、ファックス 017-752-1706)

☆★お知らせ★☆

◆市民病院にがん診療支援室を開設◆
 がんに関する診療体制の強化とがん患者・家族のかたをサポートするため、がん診療支援室を設置しました。がん相談支援ルームでは認定看護師等が、がんに関する疑問や不安・悩みなどをお聴きし、一緒に考えるお手伝いをします。
〔開設時間〕外来診療日の8:30~17:00
〔内容〕がんについての相談、ケア用品の展示・パンフレット設置
〔問合せ〕市民病院(電話 017-734-2171 内線7278)



○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/keitai-mini.htm














【産経抄】2018-10-03

【産経抄】2018-10-03


 英国の細菌学者、フレミングは後片付けが苦手だったらしい。1928年、夏休みの旅行から研究室に戻ってみると、ブドウ球菌の培養に使ったシャーレに青 カビが生えていた。普通ならすぐ洗ってしまうところだ。

 ▼フレミングは、青カビの周りだけ細菌の生育が止まっているのを見逃さなかった。カビがつくる物質を突き止めて、ペニシリンと名付けた。「奇跡の薬」と 呼ばれる抗生物質は、偶然から生まれた。フレミングは45年にノーベル医学・生理学賞を受賞している。


 ▼「偶然は、準備のできていない人は助けない」。フランスの細菌学者、パスツールの名言である。今年のノーベル医学・生理学賞に決まった京都大の本庶佑 特別教授(76)もフレミングと同じように、準備ができていた。

 ▼27年前、本庶さんの研究室で偶然見つかったタンパク質の遺伝子は、PD-1と名付けられた。本来の研究目的とは関係のない物質だったが、本庶さんは 「面白い」と直感した。実験を重ねて、異物を攻撃して体を守る免疫にブレーキをかける役割が見つかった。

 ▼ブレーキをはずせば、免疫ががんを攻撃してくれる。がんの専門家でないからこそ、医学の常識にとらわれない本庶さんの発想から、がん免疫治療薬「オプ ジーボ」は生まれた。がん治療を一変させる「奇跡の薬」になり得ると、世界中の注目を集めている。

 ▼本庶さんは、中学から高校卒業まで、ハワイから帰国した日系人に英語を習っていた。大学入学前、得意の英語を生かして外交官を志望するか、あるいは弁 護士か医師かと進路に迷った。野口英世のように病気の原因を発見すれば、多くの人を助けられると、京大医学部に入学する。医学の道を選んでくれて本当によ かった。











2018年10月2日火曜日

【産経抄】2018-10-02

【産経抄】2018-10-02


 今年8月18日付の日本経済新聞の1面トップ記事は衝撃的な内容だった。中国が近隣国に政治介入するためサイバー攻撃技術の開発に乗り出したというの だ。手本にするのは、2016年の米大統領選に関与したとされるロシアである。

 ▼中国といえば、米国のトランプ大統領が先月26日の国連安全保障理事会で、11月6日の中間選挙への介入を図っていると批判したばかりである。貿易問 題で中国と対立する、トランプ氏と共和党に勝たせたくないからだと、説明していた。


 ▼もっとも記事によれば、中国による情報操作や選挙工作の舞台となるのは、主としてアジアの国々である。7月のカンボジアでの総選挙で、すでに「予行演 習」を終えた。今年11月に地方選を控えた台湾が、最初の標的になりそうだ。

 ▼今のところ日本の選挙では、中国によるあからさまな介入は確認されていない。とはいえ今回の沖縄県知事選には、最大限の関心を寄せていたはずだ。結果 は、共産党、社民党や労組などでつくる「オール沖縄」が推す玉城デニー前衆院議員(58)の初当選だった。

 ▼8月に急逝した翁長雄志前知事は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対してきた。翁長県政の継承を唱える玉城氏は、移設工事を徹底 的に阻止する構えだ。日米両政府が普天間返還で合意してからすでに22年が経過した。移設手続きがこのまま難航すれば、日米関係の悪化が避けられない。

 ▼自民党の平沢勝栄衆院議員は、日米安全保障条約第5条に基づく米国の対日防衛義務から尖閣諸島が外れる可能性まで、夕刊フジで指摘していた。尖閣奪取 と日米離反、果ては沖縄独立まで視野に入れる中国にとって、今回の選挙結果はこの上ない朗報だったろう。











2018年10月1日月曜日

【産経抄】2018-10-01

【産経抄】2018-10-01


 昔、新米記者は「トロッコ」と呼ばれていた。記者を「汽車」にかけて、トロッコもレールの上を走るものの、汽車にはほど遠いことからつけられたそうだ が、言い得て妙だった。

 ▼トロッコ時代、どうしたら汽車になれるのか、大先輩に聞いたことがある。曰(いわ)く、「一生懸命取材し、記事を書くのは当たり前。大酒を飲んでも寝 る前に10分は読書せよ。専門書だけでなくベストセラーは必ず読むこと」。その教えを守ることなくボーッと何十年も生きてきたが、「ベストセラーは時代の 鏡だ」との声は耳に残る。


 ▼いま、新書で最も売れているのは「友だち幻想」(筑摩書房)である(9月29日付読書面)。「『みんな仲良く』という重圧に苦しんでいる人へ。」とい う惹句(じゃっく)通り、友人関係に悩む若者を意識して書かれている。

 ▼驚くことにこの本は10年前に出版され、著者の菅野仁さんは2年前に亡くなっている。テレビ番組で作家の又吉直樹さんが紹介したのをきっかけに火がつ いたが、友人関係に悩む若者の何と多いことか。

 ▼若者だけではない。昔に比べ人間関係に悩む大人が増えた気がする。「自分のことを百パーセント丸ごと受け入れてくれる人がこの世の中のどこかにいる」 という思いは幻想であり、「人はどんなに親しくなっても他者」という意識を前提に信頼感を醸成すべきだ、と著者は訴えている。

 ▼人間の集団である国家同士のつきあいも同じ。戦後日本は、戦時中の反省が行き過ぎ、相手をおもんばかり過ぎてきた。その点、自衛艦が掲げる「旭日旗」 に難癖をつけてきた韓国の自粛要請を防衛省が突っぱねたのは一歩、前進である。隣国だから、といって友だちである必要はない。外交は、国益重視の大人のつ きあいでありたい。