2026年4月10日金曜日

熊との鬼ごっこは、もう終わりにしよう。

 熊との鬼ごっこは、もう終わりにしよう。

ぬるい行政への怒りや不満が、爆発しそうだ。。。
青々とした山々が連なる日本の風景は、いつだって私たちの心の故郷でした。しかし今、その美しいはずの山から、恐ろしい影が迫ってきています。ニュースを開けば、連日流れる熊の目撃情報。そして、胸を締め付けられるような、人身被害の報道。もはや、この問題は「どこか遠くの山の話」ではありません。私たちのすぐそば、日常の生活圏にまで、熊は姿を現し、命の危機に晒されている人がいる。これが、今の日本の現実だ。
私も、同僚や飲み仲間からの苛立ちや、やるせない怒りが痛いほど分かります。「丸腰の警察官や役所の人が何十人も集まって、一頭のクマと8時間も鬼ごっこをした挙句、取り逃がした」。こんな話を聞いたら、あなたは笑えますか? 私は笑えません。なぜなら、その「笑い話」の先に、また誰かの命が奪われる悲劇が実際に起きているからです。
「クマが可哀そうだから殺さないで」「共存しましょう」「データを集めてから慎重に」、そういった声があるのも理解できます。しかし、考えてみてください。私たちの社会では、愛するペットの犬がもし人を殺傷したら、病気の有無にかかわらず、社会の安全のために殺処分される現実があります。なぜ、制御できない野生の熊に対してだけ、「人の命」よりも「動物の命」を優先するかのような議論がまかり通るのでしょうか。国民の命を守るという、国の一番大切な責任が、今、果たされていないと私は感じています。
もう、綺麗事や感情論に費やす時間はありません。私は、命が脅かされているこの危機に、今、どうするのか、という問いに答えを出さなければならない時期だと考えています。
まず、「人の命が最優先される」という、揺るぎない原則を、この国の誰もが再認識すべきです。 そして、その上で、今の「笑い話」のような無責任な対応は、きっぱりと止めることです。
丸腰の人間が熊と対峙するような、危険で非効率な状況はもうたくさんです。熊が出たという一報があれば、すぐにでもライフルを扱えるプロ集団が現場に駆けつけるべきです。警察の特殊部隊でもいい。必要ならば、陸上自衛隊だっていい。何十人でも、何百人でも、短時間でその熊を確実に無力化し、安全を担保するべきなのです。取り逃がすなど、断じて許される行動ではありません。熊が一斉射撃で奥山へ逃げ帰るなら、それも良し。もし、とち狂って向かってくるなら、その場で射殺する対応も排除すべきではないと考えています。その判断は、現場のプロに委ねるべきです。動物学者が同行しても良し、専門的な知見でその判断をより的確なものにするなら、それも良しです。今の私たちに最も必要なのは、行動と決断なのです。
「里山の整備」だとか、「熊の生態調査」だとか、「住民への啓蒙活動」といった話は、もちろん重要です。しかし、それは目の前の危機が去り、私たちに安心安全が訪れてから、じっくりと取り組むべき課題で、それは次の段階の話ではないかと思っています。今、切実に求められているのは、人の命を守るための、迅速で、確実で、そして何よりも断固たる決断と行動なのです。
この熊との「鬼ごっこ」は、もう終わりにしましょう。私たちは、ただ安心して暮らしたいだけなのです。国民の生命、財産を守るという、この国の最も大切な責任を、今こそ果たしていただきたい。