日本の未来を憂う日本人の皆さんへ
昭和の日に思ったこと。
今、私たちの国を包んでいる空気は、決して晴れやかなものばかりではありません。少子高齢化、経済の停滞、そして地方の衰退。テレビやインターネットから流れてくるニュースに、将来への漠然とした不安や、やり場のない憤りや焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。
少し立ち止まって考えてみてください。私たちに今、「憂う心」と、より良くしたいという願いが心の底にあるならば、もう一度、日本人の叡智を、その目で目撃する勇気を奮い起こしてください。
私たちは四季の移ろいを、愛で、礼節を尊び、日々の仕事を実直にこなす国民性を持っています。雪国で共に雪をかき、困難な時ほど互いを思いやる静かな強さがあります。この「当たり前の日常」を支える一人ひとりの誠実さこそが、守るべき日本の最大の底力です。
未来を憂うあまり、大きな政治や社会の仕組みばかりに目をとられると、無力感に陥ってしまうことがあります。ですが、変革の種は常に私たちの身近なところにあります。
難しい議論で人を遠ざけるのではなく、中学生でも理解できるような「平易な伝わる言葉」で対話を始めること。
新しいテクノロジーやOS、デジタルツールを、ただ消費するのではなく、自分の生活を豊かにするための、「技術を道具」として使いこなすこと。
古い友人や地域の隣人と、損得勘定抜きで声を掛け合う繋がりを育むこと。
人生の経験を積んできた世代、60代、70代が灯す希望には、若者にはない「知恵」と「俯瞰する力」があります。現役を退いた後も、あるいは現役として働き続けながらも、これまでの経験を次世代へのヒントとして手渡していく。その姿勢こそが、停滞した空気に確実に風穴を開けるはずです。
日本の未来は、決して誰か一人のリーダーによって決まるものではありません。今日、自分の持ち場で最善を尽くし、夜には旨い酒を酌み交わし、明日への活力を養う。そんな一人ひとりの積み重ねが、この国の明日を作ります。
憂うことを、行動の力に変えましょう。私たちはまだ、この国、この地域でやれることが沢山あるはずです。