2012年6月15日金曜日

平清盛 第22回 「勝利の代償」





第22回 「勝利の代償」

保元の乱で負けた崇徳上皇方はちりぢりになる。左大臣・藤原頼長は、逃げる途中で追っ手の矢により重傷を負う。崇徳上皇はあてもなく山を さまよい、やがて近臣・藤原教長と二人きりになると、何一つ思いどおりにならない自分の人生を振り返り、泣き崩れた。一方、勝軍の平清盛や源義朝たちは、 戦いで落命した者たちを悼んでいると、後白河天皇があらわれ、武士たちをじきじきにねぎらった。
やがて二人きりになる と清盛は義朝の武勇をほめ、武士の世がやって来ると喜んだ。満足げな義朝は源氏の宝刀・友切の名を変えたいと告げると、清盛は義朝の 不精ひげを見て「髭切」と言う名を思いつく。

妻・ 時 子(深田恭子)の元に帰り喜びをかみしめる清盛だが、敗軍の将となって姿を消した叔父・忠正(豊原功補)の行方が気がかりだった。義朝もまた、敵方につい た父・為義(小日向文世)に対して同じ思いをかかえていた。

ひん死の頼長は最後に 父・忠実(ただざね・國村隼)を訪ね、救いを求めるが、罪に問われることを恐れた忠実は門を開かない。自分の運命を悟った頼長は、舌 をかみきり絶命する。
崇徳院  


翌朝、忠実の前に頼長が飼っていたオウムが舞い降り、「チチウ エ」と繰り返し鳴いて息絶えた。忠実はオウムを抱きしめ泣き叫んだ。敵ながら頼長の才を認めていた信西(阿部サダヲ)は焼け崩れた頼 長邸を訪ね、日記を見つけた。そこには頼長の政治に対する熱い思いがつづられていた。

やがて、行方しれず だった忠正と息子たちが、忠清(藤本隆宏)に連れられて清盛のもとへ戻る。残党狩を心配した清盛がひそかに捜索を命じていたのだ。抵抗 する忠正を清盛は力ずくで押さえ、軽い罪で済むように頼むので、今後も平氏のために力添えをしてほしいと説得する。

一 方、義朝にも為義が尾張で見つかったことが知らされた。妻の由良(田中麗奈)が探すよう命じていたのだ。もはや父子の縁はないと言って為義と会わない義 朝。そして義朝に救ってもらう気はないという為義だが、義朝が殿上人となったことを由良から聞かされ、宿願がかなった喜びをかみしめた。



後白河天皇は崇徳上皇が仁和寺で 出家 し、忠正、為義がそれぞれ平氏と源氏の館にいることを知らされた。

ただちに罪を定めよと 命じる後白河天皇の前に美福門院得子(松雪泰子)が訪ねてくる。双 六(すごろく)をしながら得子は後白河天皇の慢心を戒めて去る。



悔しさをかみしめながら後白河天皇は 笑みを浮かべた。

清盛は忠正の罪を軽減するよう信西に訴える。信西は世にとって最もよい判断をくだすから任 せろと答える。

後白河天皇の前で崇徳上皇側についた敗者たちの処分が議論される。貴族たちの前で信西が次々と厳しい処分を提案する。藤原摂関家の長に復帰した忠通は、忠 実の荘園も召し上げられることに抗議するものの認められず、出家した崇徳上皇は流罪となった。

そして武士たちの処分は―――。

翌朝、信西に呼び出された清盛は、叔父・忠正を斬首せよ、という命令を聞き、にわかに信じられなかった。



















平清盛が生きた平安時代末期