2018年9月4日火曜日

2018-09-04 大乗仏教・六波羅蜜(ろくはらみつ)とは

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは
大乗仏教で説く悟りの彼岸に至るための6つの修行徳目。六度彼岸(ろくどひがん)や六度とも呼ばれる。
仏教において迷いの世界から悟りの世界へ至ること、および、そのために菩薩が行う修行のこと。到彼岸、度、玄奘以降の新訳では波羅蜜多などとも訳す。六波羅蜜と十波羅蜜があり、大乗仏教では実践を六波羅蜜にまとめている。



布施波羅蜜
(ふせ)
- 分け与えること。財施(喜捨を行なう(寺社や貧しい人に施しを喜んですること))・無畏施(むいせ(人におそれの念を起こさせないこと。恐怖心を取り除くこと。))・法施(仏法について教える)などの布施である。檀と略す場合もある。
持戒波羅蜜
(じかい)
-戒律を守ること。出家の場合は律に規定された禁戒を守ることを指す。
忍辱波羅蜜
(にんにく)
-耐え忍ぶこと。
精進波羅蜜
(しょうじん)
-努力すること。
禅定波羅蜜
(ぜんじょう)
-散乱する心を安定させること。
般若波羅蜜
(はんにゃ)
-慧波羅蜜とも呼ばれ、前五波羅蜜は、この般若波羅蜜を成就するための階梯であるとともに、般若波羅蜜を希求することによって調御、成就される。



龍樹は『宝行王正論』においてこの6項目を以下の3つに分けて解説している。
布施・持戒-「利他」
忍辱・精進-「自利」
禅定・智慧-「解脱
龍樹によれば、釈迦の教えとは要約すれば「自利・利他・解脱」の3つに尽き、「自利・利他・解脱」はすべて六波羅蜜によって包摂されるとしている。
龍樹(りゅうじゅ)は、2世紀に生まれたインド仏教の僧である。サンスクリット語ではナーガールジュナ。中観派の祖であり、日本では、八宗の祖師と称されることがある。

日本八宗
天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗をさす。